貯蓄用と生活用で口座を分ける
老後を控える60歳代の世帯の場合、貯蓄用と生活用で銀行口座を分けて、月々の貯蓄目標額を設定して貯蓄用口座へ貯蓄していきましょう。
貯蓄口座には手を付けないように気を付ければ、次第に資金が貯まっていきます。
収入が減りやがて年金暮らしとなるなかでは、急病やトラブル時にすぐ預金を引き出せるようにしておくことも重要です。
充分な余裕があるなら「天引き方式の貯蓄や投資」も一案ですが、老後資金に不安がある方は、貯蓄口座を分けるだけにしておき、いざというときには使える状態にしておくのも一案です。
無理をせず減らさない対策が第一
60歳代はまさに老後に入るタイミングなので、若い時のように積極的に資産を増やすのではなく、まずは「減らさない」対策が第一です。
収入を増やすのも容易ではない中で、支出を減らすことを最優先に考えましょう。
収支を均衡させ、少しでも貯蓄に回すことができるようになれば、安定した老後生活を送れるようになります。本格的に貯蓄が尽きる前に、収支を改善する対策を立ててください。
参考資料
宮野 茉莉子