60歳代世帯の貯蓄状況は?

厚生労働省「2022(令和4)年 国民生活基礎調査の概況」によると60歳代の世帯主における貯蓄の増減状況は以下の通りです。

60歳代貯蓄の増減状況別世帯数の構成割合

60歳代の約4割が貯蓄が減ったと回答しています。

さらに減った理由の内訳は次の通りです。なお、貯蓄が「減った」と答えた方が母数ですが、複数回答可なので合計は100%を超えています。

60歳代貯蓄の減少理由別世帯数の構成割合(複数回答可)

この結果によると、減った理由の大半が「日常生活の支出」と回答しています。これは、すなわち、月々の生活を月収から賄えていないことを意味しています。

60歳代に入ると年金生活の方もいますし、また昨今の物価高もあり日常生活で貯蓄を取り崩すかたもいるでしょう。