【新NISA】利回りごとの「将来の資産額」は?

実際に、利率が変動したケースも把握しておきましょう。今回は、毎月3万円を25年積み立てた資産評価額の変化をチェックしていきます。

【利回り別】25年間、毎月3万円の積立投資をした場合

出所:金融庁「資産運用シミュレーション」をもとに筆者作成

利率 資産評価額

  • 年利1% 1022万103円
  • 年利2% 1166万4634円
  • 年利3% 1338万235円
  • 年利4% 1542万3886円
  • 年利5% 1786万5291円

やはり年利1%で運用した場合と年利5%で運用した場合とでは、資産評価額に約750万円もの差があります。

運用成績による資産評価額の差は大きいため、銘柄を決めたり変更を検討したりする際には過去の成績などを確認し、また今後についても長い間保有し続けられると思える商品選びを検討しましょう。

【新NISA】制度や銘柄をきちんと確認しよう

運用期間が長くなればなるほど、資産は雪だるま式に増えていくことがシミュレーションからもわかりました。これを複利の効果といいます。

少額の投資であっても、中長期的に捉えると資産形成に及ぼす効果は決して小さいものではありません。

40歳〜50歳代でも、積み立て投資に遅すぎるということはありません。無理をしないながらも、情報収集を重ねて、できるだけ早く投資を始めて経済的に余裕のある老後を目指してみてはいかがでしょうか。

参考資料

荒井 麻友子