ほとんどの小学校と中学校で提供される給食。

揚げパン・カレーライス・フルーツポンチといった定番メニューのほか、地元食材を使った郷土料理や旬の食材を取り入れた季節ならではのものなど、本当にメニューの種類が豊富ですよね。

秋から冬にかけては、さつまいもご飯やシチューのような身体がほっこりと温まるものを食べたくなります。

子どもの頃、「今日の給食は何だろう」と思いながら通学路を歩いていた方もいるのではないでしょうか。

学校の楽しみである給食は、地方によってメニュー内容や味付けが異なることもあるのだとか。

そこで今回は関西と関東に焦点を当て、それぞれの地方の給食事情を紹介します。

関西と関東の給食実施率と学校給食費の目安をチェック!

多くの小学校と中学校では給食がありますが、一部の学校では家庭弁当との選択制を採用したり、アレルギー対策等の理由でそもそも給食を提供していなかったりしています。

関西と関東で、給食事情の違いはあるのでしょうか?

文部科学省が実施した「令和3年度学校給食実施状況等調査」の結果をまとめてみました。

表には、関西6府県(大阪府、兵庫県、京都府、滋賀県、奈良県、和歌山県)・関東7都県(東京都、千葉県、埼玉県、神奈川県、群馬県、栃木県、茨城県、山梨県)それぞれの給食実施率と学校給食費の目安の平均値(公立小学校)を掲載しています。

関西も関東も、給食実施率は全国平均より高く、給食費の目安は全国平均より安いことが分かります。

特に滋賀県は、給食費の県平均が全国で最も低い3920円でした。

ちなみに平成28年度の学校給食費の未納者の割合(全国)は、小学校0.8%・中学校0.9%です。

未納の家庭へは、自治体の担当者が保護者に学校給食費を納めるよう促したり、児童手当や就学援助制度等から天引きしたりするなどの取り組みを行っています。