課長クラスの賃金や平均年収の目安はいくらか
年収に影響する要因として、業種や職種、企業規模、勤続年数、また役職などさまざまなものがあります。
異動の多い時期は「課長や部長の年収が気になる」という方もいるでしょう。
では役職別の賃金について、厚生労働省「令和4年賃金構造基本調査」※より確認しましょう。
※調査は令和4年6月分の賃金等(賞与、期末手当等特別給与額については令和3年1月から令和3年12月までの1年間)について令和4年7月に実施。
役職別の平均賃金
- 部長級:58万6200円
- 課長級:48万6900円
- 係長級:36万9000円
上記について、たとえばボーナスを年2回で2回分とすると、部長級で約937万円、課長級で約779万円、係長級で約590万円が平均年収の目安と考えられるでしょう。
上記は平均額なので、もちろん会社規模や業種、職種などにより違いはあります。
また、一般的に中間管理職は収入が高いですが、業務量が多かったり責任が重かったりするため、上司や部下、取引先との人間関係、チームや自身のマネジメントなどに悩むことも多く、なりたくないと考える人も一定数います。
平均年収のまとめ
今回見てきたように一口に平均年収と言っても、性別や年代、役職などによって違いがあります。
人生100年時代といわれる今、60歳代で働く人も多いもの。なかには40年以上働かれる方も珍しくなくなるでしょう。
就活したときの希望とは違い、30歳代、40歳代、50歳代、そして60歳代と、ライフプランや価値観の変化によっても仕事に望むことは変化します。
今回は年収をご紹介しましたが、さまざまな視点で情報を集めながら、働き方やキャリアプランについて考えていきましょう。
参考資料
宮野 茉莉子