新NISAの運用で気をつけたいポイント2つ
新NISAは老後資金の準備に役立てられる制度ですが、利用時はいくつか注意したいポイントがあります。
それぞれくわしく確認していきましょう。
1. リターンを追求しすぎない
新NISAでは投資信託や株式、ETFなど幅広い金融商品が対象となっています。
運用意向によってはハイリスク・ハイリターンの商品へ投資する方法もありますが、老後資金の準備で大きなリスクを取ることはあまりおすすめできません。
もしハイリスク商品での運用で大きな損失を負ってしまうと、老後の暮らしぶりに影響を与えてしまうためです。
老後資金の準備では「大きく増やしたい」という気持ちを優先するのではなく、「資産を守りながら増やす」ということを重視するようにしましょう。
2. 徐々に守りの運用にスライドする
資産運用はずっと同じ商品を保有するのではなく、ライフステージや年齢の変化に応じて見直しを行う必要があります。
たとえば、40歳代で株式を中心とした運用に取り組む場合は、定年退職や年金受給開始の時期へ向けて徐々に債券の割合を高めていくことで、元本割れのリスクを低減することができます。
老後資金の準備に取り組む際は、定期的に保有商品の見直しを行い、低リスク商品へと移行していくことを意識するようにしましょう。