【子育て世帯】平均負債額は1185万円で貯蓄額より多い
子どものいる世帯では1000万円超の平均貯蓄があることがわかりましたが、一方で平均負債も1000万円超となっており、平均1185万円と平均貯蓄額よりも若干高額になっています。
全世帯の平均負債額が390万6000円なので、子どものいる世帯はお金のかかる世帯が多いことがわかります。
なお、負債がある子育て世帯は、子どものいる世帯のうち55.7%を占めており、負債がない世帯は37.5%です。では、負債額ごとの世帯割合を見ていきましょう。
2000万円を超える負債がある世帯が多いことから、住宅ローンを返済中の世帯が多いことが考えられます。
ほかにも、マイカーローンや教育ローンなどを利用しているケースもあるでしょう。
いずれにしろ、子どものいる世帯は貯蓄もある一方で、同程度の負債も抱えている世帯が多いことがわかります。
子育て世帯の貯蓄と負債まとめ
平均年収が600〜700万円の子どもがいる世帯では、平均貯蓄額が約1029万円で、平均負債額が約1185万円ということがわかりました。
負債額の方が若干上回っていることから、急に高額な出費が必要になったときや万が一のときなどに、十分なお金が確保できない可能性があります。
とはいえ、子どもにかかるお金は子どもの成長に伴って高額になっていくため、節約するのは難しいことが多いです。
子どもにかかる費用以外のところで支出を見直し、できるだけ貯蓄に回せるよう心がけることから始めてみましょう。
参考資料
木内 菜穂子