2023年6月から海外からの旅行客も増加傾向にあります。
インバウンド需要の影響を受けやすい百貨店にとっては業績に追い風となります。
今回は大丸・松坂屋を運営する、J. フロント リテイリング(3086)について、配当金や株主優待、株価もあわせた「1年前に100株を買った人の本当のリターン」を確認します。
※株式分割の影響は、株価や配当金、株式数などすべて遡及修正して株価を調整しています。
※記事中で記載の株価はすべて終値となっています。
J. フロント リテイリング(3086)の直近決算(2024年2月期第2四半期決算)
J. フロント リテイリングは、2023年10月10日、2024年2月期第2四半期決算を発表しました。
ラグジュアリーを中心に、富裕層の消費が好調で売上が伸びています。
また、2023年6月以降は、インバウンド消費が毎月増加していることも業績に貢献しています。
百貨店の店舗ごとの業績を見ても、2023年6月~8月はコロナ禍前の2019年より売上が増加しています。
売上好調により、利益も大幅な増益となっています。
2023年9月からの下期も、富裕層およびインバウンドによる消費で業績改善を見込んでいます。