2023年9月、ウィズは全国の20代~60代男女3000名を対象に「証券会社選びに関するアンケート調査」を実施しました。
そのなかで、20代の方は他年代と比較して証券会社選びの際に手数料を重視していないという結果が出ています。
そこで本記事では投資における手数料の重要性について解説していきます。
1. 20代は証券会社選びで手数料を重視していない
2023年9月、ウィズは全国の20代~60代の男女3000名を対象に「証券会社選びに関するアンケート調査」を実施。
以下の質問に対して「手数料」を選択した20代の方は23.7%となりました。
- 証券会社選びで何を一番重視しますか?
これは全体平均の32.8%、50代の37.5%を大きく下回る数値です。
2. 投資における手数料の重要性
投資商品の手数料は将来の投資成果に大きな影響をもたらします。
その理由が複利効果にあります。
複利効果とは、運用で生じた利益を元本に組み入れていくことで、資産が指数関数的に増加する効果のことです。
当然、再投資する金額(元本に組み入れる利益)が大きいほど、元本とそこから生まれる利益の増加率は高くなります。
手数料や税といったコストはこうした再投資に充てる利益を目減りさせてしまうのです。
株式には主に売買手数料がかかります。
また投資信託にも以下の手数料が発生します。
- 購入時手数料:投資信託の購入時にかかる手数料
- 信託報酬:投資信託の保有中にかかる手数料。保有額に対して年率の形で毎日発生する
- 信託財産留保額:投資信託の解約時にかかる手数料
とくに信託報酬は毎日発生するので注意が必要です。
年率0.2%以下のものを運用するなど自分なりのルールをもって商品選びをすると良いでしょう。
参考資料
久保田 雅大