1. 厚生年金が月額10万円未満の人は何割?
厚生労働省の「令和3年度厚生年金保険・国民年金事業の概況」によると、2022年における厚生年金の平均月額は14万3965円です。
ただし、厚生年金は加入年数や現役時代の年収によって受給額が決められるため、必ずしも平均額を受け取れるとは限りません。
ここからは、厚生年金の月額が10万円未満の人の割合を男女別に確認していきましょう。
1.1 男性は10人に1人が月額10万円未満
厚生労働省の同調査によると、2022年における男性の厚生年金の平均月額は16万3380円です。下記表に、男性の厚生年金の受給額別の構成割合をまとめました。
最も構成割合が多いのは「15万円以上20万円未満」で、全体の41.7%を占めています。
しかし、その一方で月額が10万円を下回る人も11%おり、人によって受給額が大きく異なることが分かりました。
1.2 女性はおよそ半数の人が月額10万円未満
一方、2022年における女性の厚生年金の平均月額は10万4686円で、男性と大きく差がある結果となっています。
女性の場合は、月額10万円未満の人が全体の47.9%を占める結果となりました。
最も構成割合が多いのは「5万円~10万円未満」の43.1%で、男性に比べると月額10万円未満の割合が多いことが分かります。