2. 関西弁2. さらのカッターシャツ
「カッターシャツ」は、共通語で「ワイシャツ」を指す関西弁です。
特に東日本では「カッターシャツ」という言葉すら耳にする機会があまりないため、「カッターシャツってどんなシャツなんですか?」と質問されることもあります。
「カッターシャツ」の由来は、大阪に本社を置くスポーツ用品メーカーのミズノが、「カッターシャツ」という商品名で襟付きのシャツを販売するようになったからなのだとか。
「カッターシャツ」を「カッター」と省略することもあり、話がうまくかみ合わなかったことで方言だったと気付く人もいるようです。
3. 関西弁3. これほっといて!
関西弁の「ほる」「ほかす」には、共通語で「捨てる」という意味があります。会社では「ここの段ボールほっといて」のように使います。
しかし「ほっといて」が会社の人に「放っておいて」という意味で捉えられてしまい、数日経っても放置されていた経験がある人もいるようです。
関西でも「そのままにしておいて」という意味で「ほおっといて」ということもあるので、ニュアンスの違いが難しいですね。
4. 関西弁4. えらいわぁ
「えらいわぁ」と言われたら、褒められてると思いますよね。
共通語だと「偉い」「賢い」という意味がある「えらい」ですが、関西弁では「しんどい」「疲れた」という意味で使われることがあります。
一緒に外回りにいくと「あぁえら」と言われ、愚痴なのか褒められているのかわからない、という人もいました。
それ以外にも「とても」や「大変な」という意味で使われることもあり、汎用性の高い形容詞です。
外出先で「えらい強い風やな(とても強い風だな)」と言ったり、トラブルで納期に間に合うか分からないときに「えらいことになったな(大変なことになったな)」と言ったりしたとき、うまく意味が伝わらなかったという人もいます。
5. 関西弁5. これさらやねん
関西弁の「さら」という言葉は、食べ物を乗せる「皿」以外に「新品」という意味でも使われます。
会社のプリンターが壊れて「さら買わないかんな(新品を買わないといけないな)」と言ったところ、「皿?何に使うの?」と聞き返された人も。
ちなみに、人によっては「新品」のことを「さら」ではなく「さらぴん」と言うこともあります。
先程の例と合わせると、「これ、さらのカッターシャツやねん」が通じないケースもあるので要注意です。