4. 加給年金だけで満足できない方はどうする?
ここまで加給年金について解説してきました。厚生年金+加給年金を受給できれば、受給金額に対して満足する方もいるでしょう。
ですが、お金はいくらあっても困ることはありません。お金がたくさんあれば好きなサービスを受けられ、好きなことを実現できます。
では、加給年金だけでは満足できない方はどうしたらいいのでしょうか。
それは若いうちから老後に向けた準備をすることです。とは言っても子どもの教育資金や日々、生活を送るだけでギリギリという方もいます。
そんな方はまず、家計の収支を見直してみましょう。
例えば、家計簿をつけるということも家計の収支を見直すことになります。家計の収支を見直せば、無駄な部分が見え、節約できる部分が見つかるはずです。
収支を見直し、浮いたお金を貯金や資産運用などにまわす方々も多くいらっしゃいます。お金持ちの方ほど、家計の収支を常に見直し、無駄な部分を無くす努力をしている方も多いです。
例えば、水を購入するにしてもコンビニではなく、スーパーマーケットで安価な水を購入しています。
まずは実際に家計の収支を見直し、無駄な部分を無くす努力をして見ましょう。
5. 年金の知識が老後の力になる
年金は老後生活の大きな収入源であり、必要不可欠なものでしょう。
老後生活を迎えれば必ず年金と関わることになるため、今のうちから年金について知っておくことが、後々ご自身の力になるのではないでしょうか。
今回は年金の中でも「加給年金」について触れましたが、これは条件を満たした一部の方が受け取れる年金です。
年金は色々な種類があり、間違いやすいため注意が必要です。
執筆者
日本大学国際関係学部卒業後、東洋証券株式会社に入社。国内外株式、債券、投資信託、保険商品の販売を通じ、主に個人顧客向けの資産運用コンサルティング業務に従事する。特に中国株・投資信託の提案を得意とし、自身でも幅広く投資を行ってきたため、豊富な金融知識を活かした顧客ニーズに沿う提案が強み。現在は個人向け資産運用のサポート業務を行う。3級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP3級)、一種外務員資格(証券外務員一種)を保有(2023年11月27日更新)。
監修者
株式会社ナビゲータープラットフォーム メディア編集本部
LIMO編集部記者/編集者/元公務員
京都教育大学卒業。くらしとお金の経済メディア「LIMO(リーモ)」のLIMO編集部で、厚生労働省管轄の公的年金制度や貯蓄、社会保障、退職金など、金融の情報を中心に執筆中。大学卒業後は教育関連企業での営業職を経て、2010年に地方自治体の公務員として入職。「国民健康保険」「後期高齢者医療制度」「福祉医療」等の業務に従事した。主に国民健康保険料の賦課、保険料徴収、高額療養費制度などの給付、国民年金や国民健康保険への資格切り替え、補助金申請等の業務を担う。特に退職に伴う年金や保険の切り替えでは、手続きがもれることで不利益を被ることがないよう丁寧な窓口対応を心がけた。その後、保険代理店にてマーケティング業務に従事。保険料比較サイトの立ち上げに参加した。乗合保険会社の商品ページだけでなく、保険の知識を普及するためのページ作成にも参加。小学校教諭一種免許、幼稚園教諭一種免許、特別支援学校一種免許取得。
はたらく世代のお金の診断・相談サービスを行うマネイロでは、「【計算例付】厚生年金保険料はどのように決まる?ケース別算出方法や受給額を解説」など、お金や年金制度にまつわる記事を発信中。京都府出身。(2024年3月18日更新)