信託報酬率の平均は何パーセントか
金融庁の「つみたてNISA対象商品の分類(2023年11月14日時点)」によると、信託報酬の平均は、「投資先を国内とする指定インデックス投信」で0.242%、「投資先を内外・海外とする指定インデックス投信」で0.30%となっています(2023年10月時点)。
国内のインデックスファンドで平均以下の投資信託は31本、内外・海外のインデックスファンドは94本あります。
2017年12月との差を見ると、「0.1%超 0.2%以下」が11本から45本へと大きく増えているのがわかります。
つみたてNISA対象商品の信託報酬は金融庁によって上限が定められており、極端に高いファンドを買ってしまう心配はありませんが、「平均以下」をひとつの目安として考えるとよいかもしれません。
長期的に保有したいと思えるファンドを選ぼう
今回解説したように、インデックスファンドを選ぶ際は投資対象や保有コストなどを考慮して選ぶことが大切です。
積立投資の基本は長期投資ですから、長年保有したいと思えるファンドを選びましょう。
新NISAがはじまるまで約1ヶ月半ですから、いまから情報収集をしてみてください。
参考資料
- 金融庁「つみたてNISAの対象商品」
- GPIF「長期的な観点からの運用」
- つみたてNISA対象商品の分類(2023年10月4日時点)
- 年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)の「長期的な観点からの運用」
- 一般社団法人投資信託協会「投資信託のコスト」
加藤 聖人