土を使わず植物を育てる水耕栽培は、「庭がない」「ベランダが狭い」「植物は好きだけどすぐに枯らしてしまう…」といった方でも、気軽にガーデニングを楽しめます。
加えて、室内の小さなスペースで楽しむことができ、何より水やりがいらないのでズボラさんでも成功しやすいのが一番の魅力です。
今回は、秋からスタートできる水耕栽培の基本をご紹介。合わせて、育てやすい球根植物や観葉植物5つをセレクトしています。ガーデニングの一環として、またオシャレなインテリアグリーンとしてぜひ楽しんでみてください。
〈水耕栽培〉で準備するもの&基本的なはじめかた
〈水耕栽培〉で準備するもの
- 植物…球根や観葉植物の苗を準備しましょう。園芸店や100円ショップなどで購入できます。
- 容器…球根の場合は水耕栽培用の花瓶、または口が小さめのコップ。ペットボトルでも代用可能です。観葉植物の場合は手ごろな大きさのコップや花瓶など。
- 根腐れ防止剤…なくても構いませんが、発芽率を上げたい人や水替えの頻度を少なくしたい人は準備しておきましょう。
ペットボトルを容器に使う場合は、500ミリのペットボトルの上部1/3程度を切り取り、ひっくり返して本体にはめ込んだ物でも代用可能です。
球根を育てるときは、ずっしりしていて張りがあるものを選ぶか、すでに発芽・発根している芽出し球根を選ぶと成功率がアップしますよ。
〈水耕栽培〉のはじめかた【球根編】
【事前準備】
球根を紙袋などに入れ、冷蔵庫に1カ月半~2カ月ほど置いておく(春化処理)
【手順】
- 容器に水を入れ、春化処理した球根を乗せる(水量は球根のお尻が数ミリ程度つく程度)
- 光が当たらない寒い場所で管理し、適度に水替えをおこなう(根腐れ防止剤を使用する場合は1週間に1回、不使用の場合は2~3日に1回が目安)
- 発根が確認できたら、根の2/3程度が水につく程度に水量を減らす
- 発芽が確認できたら風通しがよく明るい場所に移動させる
〈水耕栽培〉のはじめかた【観葉植物編】
【事前準備】
コップで育てられるような小さな観葉植物の苗を準備する
【手順】
- ポットから苗を取り出し、根についている土を落として水洗いする
- 容器に水を入れて根を浸す
- 風通しと日当たりが良い場所で管理する(室温は10~15度をキープ)
- 適度に水替えをおこなう(根腐れ防止剤を使用する場合は1週間に1回、不使用の場合は2~3日に1回が目安)