「毎日しんどい仕事をして疲れてるので料理なんてできない! だけど外食や市販の弁当ばっかりだとよけいに身体が疲れるしお肌も荒れちゃうかも!」ーーそんなアナタの腸内を少しでも元気にすべく、塩麴、味噌、納豆、ヨーグルトなどの菌まみれの発酵食品を使ったお手軽レシピをご紹介!

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「今年もあと○○日、早いわー。ついこないだ正月が終わったのに〜。毎年早くなる気がする!」「来年から絶対ダイエットする! 毎朝ウォーキングする!」「年内に忘年会しよう! 昼間っから飲もう!」などという会話が増える時期が近づいてきてしまいましたね。

年末年始、皆様はいかがお過ごしでしょうか。ワタクシはもうだいたい一人or友人達と、いつもより少し良い酒をダラダラと飲みながら、いつもより少し豪華なつまみを食べ、紅組と白組が戦う歌番組を見て、年が明ける前に寝落ち。元旦はお屠蘇でほろ酔い、そして初詣で御神酒をいただく…という自堕落正月を楽しみにしております。

お屠蘇は日本酒と美味しいみりんを1:1で割り、屠蘇散(スーパーや酒屋で手に入る)を入れて1晩漬けておくだけ! 屠蘇散は身体に良い薬草なので、これを飲んで1年の長寿健康を祈願しましょ〜!

きちんとしたおせちなんて作りません(作れません)が、せっかく年が明けるのですから、便利調味料の塩麴を使って、ちゃちゃっと作れる正月料理を2品ほど作りましょうかねぇ。

私が唯一作るおせちは紅白なます。日持ちもするし、箸休めにちょうどよくて、簡単という便利なもの。塩麹とはちみつと柚子で優しい味にしています。大根は太めの方が食べごたえがあって好きなのですが、お好みでどうぞ。

生ハム紅白なます

 

【材料】(2人分)

生ハム(切り落としなど)…80g
大根…350g(7〜10cmくらい)
柚子…1/2個(小さいものなら1個)
塩麴…大さじ1と1/2
はちみつ…小さじ2

 

【作り方】

  1. 大根は太めの千切りにし、塩麴をまぶす。生ハムは食べやすい大きさに切っておく。
  2. 柚子の皮の黄色いところを削ぎ、細く切っておく。柚子を搾り、絞り汁と蜂蜜を混ぜる。
  3. 大根の水気を軽く切り、生ハムと2を和える。

 

おせち=酒のアテと考えている人間なので、完全におつまみな感じで申し訳ない。でも、忘年会で疲れた胃を大根が優しく癒やしてくれますよ。もちろん大根と人参でもおいしいのですが、お正月なので奮発して生ハム使っちゃいました! 余った柚子はしぼって甲類焼酎に入れ、炭酸割り、またはお湯割りでもおいしいですよ♪

そしてもう一品。私の実家は九州なので、正月といえば出世魚のブリを食べないといけないのです! 茶色く照り照りツヤツヤに煮たものもおいしいのですが、やっぱり豪華に刺身でいただきましょうか。塩麴に30分くらい漬けておくとブリの脂っこさが分解されてスッキリ食べられてしまいます。

ブリの塩麴カルパッチョ

【材料】

ブリ(刺身用)…70g
塩麴…小さじ1
柚子胡椒/わさび/昆布粉など、どれか1つあれば(なくても良い)…少々
オリーブオイル…適量
ルッコラなどお好みのハーブや野菜

【作り方】

  1. 刺身は大きければ食べやすい大きさに切り、塩麴と、あればお好みで柚子胡椒、わさび、昆布粉などを1つ、少量を加えて混ぜ、冷蔵庫で30分くらい漬ける。
  2. 器にルッコラなどをしき、1をのせ、オリーブオイルを回しかける。胡椒をひいたり、好きなハーブなどをのせてもOK。

お刺身の定番・醤油+わさびの代わりに、あらかじめ塩麴に漬けておく、というだけで、あとはもう好きなハーブと一緒に、なんならネギやパクチーと合わせてごま油をかけたり、自由にアレンジできる、というもの。オイルなしでもおいしいですよ。

醤油+わさびでももちろんおいしいのですが、たまにはこんな食べ方もいかがでしょうか? 洋風にも和風にもエスニックにも、何にでもなりますよ! 飲みたいお酒に合わせて色々楽しんでみてください! なますで余った柚子を添えてもいいですね〜♪

おせちというと妙に身構えてしまうかもしれないのですが、自分が好きなモノを2〜3品作って、あとはかまぼこなどの既製品をちょこっと添えるだけでもおせちっぽく見えるので、ゆるく楽しいお正月をお迎えくださいませ〜。

おの みさ