2023年の8月~9月は「そごう・西武」のストライキが大きな話題となりました。
そごう・西武の労働組合がストライキにて団体交渉を行っていた主な相手先は、そごう・西武の経営陣ではなく、そごう・西武の親会社であるセブン&アイ・ホールディングスの経営陣でした。
今回は渦中にいた、セブン&アイ・ホールディングス(3382)について、配当金や株主優待、株価もあわせた「1年前に100株を買った人の本当のリターン」を確認します。
※株式分割の影響は、株価や配当金、株式数などすべて遡及修正して株価を調整しています。
※記事中で記載の株価はすべて終値となっています。
セブン&アイ・ホールディングス(3382)の直近決算(2024年2月期 第2四半期決算)
セブン&アイ・ホールディングスは、2023年10月12日、2024年2月期 第2四半期決算を発表しました。
営業利益および経常利益は、上期として過去最高益となりました。
国内コンビニエンスストア事業と金融事業の好調な業績が大きく影響した結果となります。
通期の業績予想も上方修正しています。
セブン&アイ・ホールディングス(3382)の配当金のリターンはいくらか
セブン&アイ・ホールディングスの株式を1年前に買い、持ち続けたとすると、「2023年2月期の期末配当と2024年2月期中間配当」の計2回を受け取ることができます。
なお、配当基準日を迎えた時点でリターンが確定したとします。
今回の検証では、以下のような想定となります。
- 株式の取得日:2022年10月12日
- 株式の取得価格:5443円(取得日の終値)
- 2023年2月期・期末配当:63.5円
- 2024年2月期・中間配当:56.5円
- 100株ベースの配当金のリターン:1万2000円
それでは次に、株主優待のリターンを計算していきます。