クレジットカードを利用するなかで、注意しなければならないのが、不正利用のリスクです。

セキュリティの高いクレジットカードを使うことや、定期的に利用明細をチェックすることが大切です。

今回は、一般社団法人日本クレジット協会のデータを元に、2023年4月〜6月のクレジットカード不正利用被害額について解説していきます。

あわせて、2023年の合計の不正利用被害額についてもふれていきます。

1. クレジットカード不正利用被害額の発生状況:2023年4月〜6月

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一般社団法人日本クレジット協会が、2023年9月に公開した「クレジットカード不正利用被害額の発生状況」によると、2023年4月〜6月の不正利用被害額は141.0億円となっています。

また、内訳は以下のとおりになっています。

  • 偽造カード被害額:0.5億円(構成比:0.4%)
  • 番号盗用被害額:132.4億円(構成比:93.9%)
  • その他不正利用被害額:8.1億円(構成比:5.7%)

2. クレジットカード不正利用被害額の発生状況:2023年1月〜3月

2023年1月〜3月のクレジットカード不正利用被害額について121.4億円となっており、内訳は以下のようになっています。

  • 偽造カード被害額:0.8億円(構成比:0.7%)
  • 番号盗用被害額:113.3億円(構成比:93.3%)
  • その他不正利用被害額:7.3億円(構成比:6.0%)