株式会社NTTドコモ(以下、「ドコモ」という)は、2023年10月4日、マネックス証券を連結子会社化し、証券事業に参入すると発表した。
具体的には、ドコモは、マネックスグループ株式会社(東証プライム、8698)およびマネックスグループの完全子会社であるマネックス証券株式会社と、資本業務提携契約を締結した。
中間持株会社「ドコモマネックスホールディングス」を設立し、以下のような株式持分とする。
- ドコモ:49.05%
- マネックスグループ:50.95%
そして、中間持株会社「ドコモマネックスホールディングス」はマネックス証券の株式100%を保有する。
中間持株会社「ドコモマネックスホールディングス」には、ドコモ陣営が取締役の過半数を占めるため、中間持株会社およびマネックス証券はドコモの連結対象の子会社となる。
なお、ドコモは2020年12月25日に上場廃止しており、2023年10月現在、日本電信電話株式会社(NTT)の完全子会社である。
ドコモが証券事業に参入する背景
ドコモは、スマートライフ事業において、金融・決済領域を事業の柱として取り組みを拡大している。具体的には、「dカード」「d払い」などの決済分野を中心に投資・融資・保険等のFinTechサービスも併せて、顧客のマネーライフをサポートしている。
ドコモはマネックスグループおよびマネックス証券と提携し、マネックス証券を子会社化することで、証券事業に参入することとなる。
既存のスマートライフ事業と合わせて、新たな資産形成サービスの提供をし、投資による個人の資産形成を前進させ、顧客の更なる“ウェルビーイング”の向上を目指すことになる。