住宅の購入の際に検討しなければならない住宅ローン。

金融機関や金利タイプなどで、返済総額が大きく変わってきますので、慎重に比較検討したいものです。

今回は、住宅支援機構のデータを元に、購入した住宅の種類と住宅ローンの金利タイプの割合を解説していきます。

住宅ローンを検討している方は参考にしていただければ幸いです。

1. 購入した住宅の種類と住宅ローンの金利タイプの割合

2023年6月30日に住宅支援機構が公開した、住宅ローン利用者の実態調査【住宅ローン利用者調査(2023年4月調査)】によると、購入した住宅の種類と住宅ローンの金利タイプの割合は以下のようになっています。

1.1 注文新築

  • 変動型:68.1%
  • 固定期間選択型:21.4%
  • 全期間固定型:10.5%

1.2 注文新築(敷地同時購入)

  • 変動型:74.0%
  • 固定期間選択型:19.5%
  • 全期間固定型:6.5%

1.3 注文建替え

  • 変動型:64.6%
  • 固定期間選択型:24.6%
  • 全期間固定型:10.8%

1.4 新築建売

  • 変動型:78.5%
  • 固定期間選択型:13.4%
  • 全期間固定型:8.1%

1.5 新築マンション

  • 変動型:77.3%
  • 固定期間選択型:14.9%
  • 全期間固定型:7.7%

1.6 中古戸建て

  • 変動型:62.9%
  • 固定期間選択型:22.1%
  • 全期間固定型:15.0%

1.7 中古マンション

  • 変動型:81.0%
  • 固定期間選択型:9.5%
  • 全期間固定型:9.5%

2. 購入した住宅の種類と住宅ローンの金利タイプの割合の特徴

William Potter/shutterstock.com

変動型を利用した割合は、どの住宅の種類でも一番多く占めていますが、なかでも中古マンションにおいて81.0%と最も高くなっています。

また、固定期間選択型を利用した割合は、注文住宅の建替えで24.6%と最も高くなっています。

そして、全期間固定型については中古戸建てが15.0と最も高い結果になっていることがわかりました。

参考資料

藤原 悠喜