住宅を購入する際に検討しなければならないのが住宅ローンです。
住宅ローンには金利タイプがあり、変動金利や固定金利などから選択する必要があります。
今回は、変動金利と固定金利はどっちが多いか、それぞれの金利タイプの特徴やおすすめの人を解説していきます。
当記事を参考に住宅ローンを検討してみてください。
1. 変動金利と固定金利はどっちが多いか
国土交通省が発表した「令和4年度 民間住宅ローンの実態に関する調査結果報告書」によると、令和3年度については以下のような割合になっています。
- 証券化ローン:6.8%
- 全期間固定金利型:3.4%
- 固定金利期間選択型:13.5%
- 変動金利型:76.2%
変動金利型を約7割の人が選んでいるので、固定金利より変動金利の方が多く選ばれていることがわかります。
2. 変動金利と固定金利の特徴
ここからは、変動金利と固定金利の特徴について解説していきます。
それぞれの特徴を加味して自分にはどっちが適切かを考えてみてください。
2.1 変動金利の特徴
変動金利の特徴は以下のとおりです。
- 金利が低い
- 金利が上昇した際に返済額が増える
変動金利は半年に一度金利が見直されます。
金利が低いことがメリットですが、金利変動の影響で金利が高くなる可能性もあります。
返済額の変更は5年ごとで、返済額の増額も125%までというルールが設けられています。
2.2 変動金利がおすすめの人
変動金利がおすすめの人は以下のとおりです。
- とにかく低い金利で住宅ローンを組みたい人
- 金利の動向をチェックできる人
- 返済期間が短い、借入金額が少ない人
変動金利のメリットは金利は低いことです。
月々の家計への負担をおさえたい人に向いています。
また金利変動のリスクがあるので、動向をチェックできる人がいいでしょう。
2.3 固定金利の特徴
固定金利の特徴は以下のとおりです。
- 金利が変わらない
- 変動金利と比較すると金利が高い
- 住宅ローン返済額が決定する
名前のとおり、金利が変わらないことが特徴です。
変動金利と比較すると金利が高い傾向にありますが、住宅ローン返済額が決定するので、返済計画を立てやすいです。
2.4 固定金利がおすすめの人
固定金利がおすすめの人は以下のとおりです。
- 金利変動のリスクを避けたい人
- 具体的に返済計画を立てたい人
- 将来金利が上昇すると思っている人
金利に悩まされるのが面倒と考えている人は、固定金利がおすすめです。
返済終了まで毎月の返済額も変わらないため、具体的に返済計画を立てたい人に向いています。
参考資料
MeChoice編集部
・変動金利と固定金利は「変動金利を選ぶ人が多い」
・変動金利の特徴「金利が低い」「総返済額を抑えられる」
・固定金利の特徴「金利変動のリスクがない」「金利が変動金利と比較すると高い」
・ 変動金利は「低い金利で住宅ローンを組みたい人」におすすめ、固定金利は「返済額を確定させて返済計画を明確に立てたい人」におすすめ