厚生労働省の「簡易生命表(令和4年)」によると、日本人の平均寿命(※)は男性が81.05歳、女性が87.09歳でした。

過去最高を更新した2020年(完全生命表)と比較して男性は0.51年、女性は0.62年下回っています。

定年退職の年齢が原則として65歳であり、年金の受給開始も原則として65歳のため、65歳以降は受給する年金を支えに生活をする方が多くなるだろうと思います。

女性でみると、平均寿命の87歳までおよそ22年間、年金をもらいながら暮していくことになります。

今回は女性の厚生年金と国民年金の平均受給額はどれほどなのかを確認し、老後の生活を安心して送れるようにするにはどのようなことをしていればよいか、老後対策について解説します。

(※):平均寿命とは、0歳の人の平均余命を言います。

1. 女性「国民年金と国民年金」の年金受給額は平均でいくら?

女性の年金受給額はいくらくらいなのでしょうか。男性とはどれほど違いがあるのでしょうか。

年金の平均受給額を国民年金と厚生年金それぞれでみていきます。