毎年9月に公表される国税庁の「民間給与実態統計調査」。

令和4年分の「民間給与実態統計調査」が2023年9月27日に公表されました。

日本の平均年収は30年ほど400万円台を推移しており、今年は去年よりも上がり458万円と、400万円台後半を達成。

しかし依然として「400万円台の壁」を超えることはできません。

年収の話になると、しばしば例として上がるのが人気アニメ『クレヨンしんちゃん』の野原ひろしです。

今回は最新の「民間給与実態統計調査」を見ながら、『クレヨンしんちゃん』の野原ひろしの年収、また男性の年代別の平均年収をみていきましょう。

最新「日本の平均年収」21年ぶりに450万円超

長らく日本の平均年収は400万円台前半で推移していました。

平均年収を遡るため、国税庁「平成14年分税務統計から見た 民間給与の実態 -国税庁民間給与実態統計調査結果報告-」「平成25年分民間給与実態統計調査」「令和4年分 民間給与実態統計調査」を図表1~3で見てみましょう。

出所:国税庁「令和4年分 民間給与実態統計調査」

出所:国税庁「平成25年分民間給与実態統計調査」

出所:国税庁「平成14年分税務統計から見た 民間給与の実態 -国税庁民間給与実態統計調査結果報告-」


以前、平均年収が400万円台後半だったのは平成13(2001)年の454万円でした。実に21年ぶりに年収450万円を超えることができました。