3. 老後資金は「退職金だけ」で大丈夫か

ここまで、国家公務員の退職金事情をみてきました。

さて、「老後の生活費は、年金収入とは別に2000万円不足する」という内容で話題となった「老後2000万円問題」もふまえると、最低でも退職後に2000万円は準備しておきたいところです。

しかし、「老後2000万円問題」には、老後を賃貸で過ごす場合の計算は入っていなかったり、また旅行や趣味、子どもや孫のお世話する楽しみの費用が入っていなかったり、介護施設の費用が入っていなかったりしています。

ご自身が描いているセカンドライフのイメージとかけ離れていたら、2000万円ではカツカツのセカンドライフになると考えていいでしょう。

国家公務員だけに関わらず「退職金だけ」に過剰な期待を持つことは、避けた方がよいといえるかもしれません。

いまや、退職金任せの老後ではなく、「自分で老後資金を作る」時代にシフトしていると考えてもよさそうです。

「人生100年時代」の足音が聞こえてくる今、長い老後を見据えたお金の準備は、現役時代の「今から」スタートしていく必要があるでしょう。

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4. 老後のお金は「自分で作る」時代に

超低金利時代が長年続く状況で、注目されているのは資産運用です。しかし、日本は欧米と比べると資産運用が一般家庭に浸透していない現状があります。

日本には資産運用を子供のころから勉強する機会がなかったことや、身近に資産運用の知識と経験が豊富なファイナンシャルアドバイザーの数が少なかったことなども、その背景にあるのかもしれません。

最近では米国や英国のように、日本でもIFA(独立系ファイナンシャルアドバイザー)の存在が注目されるようになりました。

オンライン相談会なども活用しながら、ご自身そしてご家族のライフスタイルに合う「お金の育て方」のヒントを見つけていかれることをお勧めします。

まずは、オンラインセミナーなどから資産形成について情報取集をしてみてはいかがでしょうか?

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参考資料