ファストリ株とMUFG株の10連騰も虚しく、日経平均株価は続落!

【東京株式市場】 2017年12月5日

株式市場の振り返り-日経平均株価は続落、TOPIXは小幅反発

2017年12月5日(火)の主要指標(カッコ内は前日終値比)

  • 日経平均株価 22,622円(▲84円、▲0.4%) 続落
  • TOPIX 1,790.9(+4.1、+0.2%) 反発
  • 東証マザーズ総合指数 1,143.4(▲12.0、▲1.1%) 続落

東証1部上場銘柄の概況

  • 値上がり銘柄数:1,055、値下がり銘柄数:905、変わらず:81
  • 値上がり業種数:22、値下がり業種数:11
  • 年初来高値更新銘柄数:92、年初来安値更新銘柄数:6

東証1部の出来高は14億7,712万株、売買代金は2兆6,899億円(概算)となり、いずれも前日より増加しました。投資家の様子見スタンスは若干緩和されましたが、目立った材料もないことから活況な商いとはなりませんでした。ただ、売買代金は2兆5,000億円を上回っています。

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そのような中、NY市場のやや不安定な値動きを受けて、日経平均株価は終日マイナス圏で推移しました。前場の序盤には一時▲184円安まで売られる場面が見られた一方、後場に入ると一時▲24円安まで下げ幅を縮小しました。最後はやや失速して続落となりましたが、相応に底堅さを見せたと言えましょう。

なお、TOPIXも同じような値動きでしたが、後場は終始プラス圏で推移した結果、小幅反発となっています。

東証マザーズ総合指数は続落、売買代金は10日連続で1,000億円超え

東証マザーズの出来高は6,435万株、売買代金は1,111億円となり、いずれも前日より減少しました。個人投資家の様子見スタンスがやや強まったため、低調な商いとなりましたが、それでも売買代金は10日連続で1,000億円を上回っています。

ただ、前日に続き利益確定売りが多く出たと見られ、総合指数は続落となりました。これで1,200ポイント回復が少し遠のいた印象です。今後は、個人投資家の資金流入が継続するかが焦点になるでしょう。

SUMCOなど半導体関連株が再び大幅安、ファストリ株とMUFG株は10連騰

個別銘柄では、半導体関連株や値嵩ハイテク株の下落が目立ち、▲4%超安の大幅下落となった日東電工(6988)を始め、東京エレクトロン(8035)、SUMCO(3436)、信越化学工業(4063)、京セラ(6971)、オムロン(6645)などが大幅安となりました。

また、任天堂(7974)も▲3%超の大幅安となり、キーエンス(6861)は7日続落で引けています。その他、機械株にも売りが目立ち、ディスコ(6146)やTHK(6481)が大きく値を下げました。

一方、小売株、金融株、不動産株などが総じて買われ、ファーストリテイリング(9983)が10連騰で年初来高値を更新し、三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)も同じく10連騰となりました。また、花王(4452)やピジョン(7956)などが大幅上昇となり、いずれも年初来高値を更新して引けています。

新興市場では、串カツ田中(3547)が一時▲16%超安となる3日連続の暴落となりましたが、その後買い戻されて終値は▲3%弱安でした。また、そーせいグループ(4565)やサンバイオ(4592)など医療バイオ関連株が軒並み大幅下落となり、ユーザベース(3966)も大幅安となっています。

一方、中村超硬(6166)やアトラエ(6194)が大きく値を上げました。

青山 諭志

ニュースレター

慶應義塾大学卒業後、国内大手及び外資系大手金融機関に合わせて10年以上勤務し、株式市場を中心にマーケット関連の仕事に従事。その後独立。金融機関では主にアナリストとして企業や産業調査活動に従事。調査内容としてはミクロ・セミマクロが主な分析対象だが、好きなのはマクロ分析。記事で取り扱うテーマはマーケット動向、企業分析といった株式市場関連の分析や貯蓄や投資といった個人の資産運用動向を取り扱う。最近は「富の分配」問題や「お金持ち」である富裕層研究にも時間を割いている。その他に興味のある分野はブロックチェーン技術とゲノム(ジーノム)。