住宅の購入で検討しなければならないのが住宅ローンです。
金融機関を選ぶのはもちろんですが、金利タイプについても検討しなければなりません。
今回は、住宅ローンの金利タイプは何が選ばれているかを解説していきます。
住宅ローンの金利タイプは何が選ばれているか
2023年3月に国土交通省が発表した「令和4年度 民間住宅ローンの実態に関する調査結果報告書」によると、令和3年度については以下のような割合になっています。
- 証券化ローン:6.8%
- 全期間固定金利型:3.4%
- 固定金利期間選択型:13.5%
- 変動金利型:76.2%
一番金利が低い傾向にある変動金利型を約7割の人が選んでおり、次いで多いのが固定金利期間選択型となっています。
固定金利期間選択型は、住宅ローンを借り入れた当初の3年や5年、10年間などの一定期間に金利を固定する金利タイプです。
その次に、フラット35などの証券化ローンが多い割合となっています。
令和2年度(前年度)との比較
令和2年度ついては以下のような割合になっています。
- 証券化ローン:10.3%
- 全期間固定金利型:3.0%
- 固定金利期間選択型:16.6%
- 変動金利型:70.0%
令和3年度と令和2年度を比較すると、証券化ローンの割合が減り、変動金利型の割合が増えています。
まとめにかえて
変動金利は金利が低いことが特徴となっており、約7割の人が選んでいる金利タイプです。
ウッドショックなどの影響で住宅の値段は上がり続けていますので、月々の負担を少しでも減らしたいという方が多いのが要因かもしれません。
参考資料
藤原 悠喜