関西と違う!関西人が関東で混乱した食べ物5選
普段生活している地域から離れた場所で食事すると、名前は同じなのに味付け・具材・調理法が異なるものや、同じ料理なのに呼び方が違うものなどがあって興味深いものです。
関西と関東での食べ物の違いは、その中でもよく会話にのぼりますよね。
関西と関東でカレーに入れるお肉が違うことや、「おはぎ」「ぼたもち」を「はんごろし」と呼ぶ地域があることはよく知られています。
他にも関西と関東の違いに焦点を当て、関西人が関東に来て驚いた食べ物を5つ紹介します。
涼しい季節に食べたい料理も登場するので、できたてを想像しながら読んでみてください。
関西と関東の違い1. たぬきうどん
関東では、天かすを乗せたうどんのことを「たぬきうどん」と呼びます。
しかし関西のほとんどの地域には「たぬきうどん」という名前のうどんがなく、天かすを乗せたうどんには「ハイカラうどん」という名称が付いています。
また関西のなかでも京都で「たぬきうどん」と言えば、油揚げを短冊状に刻んで餡をかけたうどんを指すことも。
トロトロの餡をかけたうどんは、涼しい秋の夜に食べるのにぴったりです。
関西と関東の違い2. いか焼き
いか焼きは、関西と関東で見た目や味付けが全く異なる料理です。
関東のいか焼きは、いかを丸ごと1杯焼いたものが多いでしょう。
一方関西でいか焼きと言えば、いかの切り身を混ぜた生地を焼き、甘辛いソースをかけた粉ものが出てくることの方が多い傾向にあります。
ネギやマヨネーズなどトッピングも自由で、B級グルメ的な感覚でいただけますよ。
関西と関東の違い3. おでん
おでんは、関西と関東で出汁の色と使用している具材が一部異なります。
関西の出汁は薄口しょうゆを使っているぶん透明感があり、関東は濃口しょうゆの色味も相まって関西より黒っぽいのが特徴です。
また、一部の具材はそれぞれの地域の人にとってそこまで馴染みがないものもあります。
関西のおでんだと牛筋や厚揚げ、関東だとちくわぶやはんぺんが、お互いの地域であまり見かけないものだそうです。
関西と関東の違い4. うなぎの蒲焼
うなぎの蒲焼は、関西と関東で開き方と焼き方が違います。開き方は、関西は「腹を割って話す」ことから腹開き、関東だと腹開きは「切腹」をイメージするため背開きが一般的です。
焼き方は関西が直火焼き、関東は蒸してから焼きます。焼き上がったうなぎの蒲焼の食感は、関西は表面さっくり中ふわふわ、関東はふんわり柔らかくトロっとしています。
天然うなぎの旬は10月以降ですから、一度はお店で食べてみたいですね。