LIMOが2022年9月にお届けしたガーデニング記事から、人気の記事をピックアップして再掲載します。

(初掲載*2022年9月10日)

花いっぱいの庭に憧れていても、ガーデニングは大変そうでなかなか第一歩が踏み出せない…ということはありませんか。

秋は初心者がガーデニングをスタートさせるのに最適な季節。最初からがんばり過ぎずに、手入れが楽ちんな庭を作れば大丈夫です。

今回は管理が楽で手間がかからない庭の作り方や花の選び方を紹介します。

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1. 「手入れが楽ちんな庭づくり」5つのコツ!

1.1 コツ1. 環境に適した丈夫な植物を選ぶ

植物の生育には育つ場所の環境条件が大きく影響します。花壇を作る前に庭の環境を見極めることが大切。花壇を作りたい場所に日光がどのように当たるのか、土の水はけはどうかなどよくチェックしておきましょう。

植物を選ぶ際は好みだけでなく、強い性質をもち育てやすい品種を選ぶのもポイントです。環境条件に適した丈夫な植物を選ぶと、こまめに手入れしなくてもスクスクと大きく生長します。

1.2 コツ2. 多年草を中心に植栽する

草花にはワンシーズンで一生を終える「一年草」と、植えっぱなしでも毎年繰り返して開花する「多年草」があります。手入れを楽ちんにするには、植え替えの手間が省ける多年草がオススメ。

多年草をメインにした植栽にして、ところどころに開花期間が長い一年草をプラスすると、庭がより華やかになります。

1.3 コツ3. レイズドベッドの花壇にする

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「レイズドベッド」とは、ブロックやレンガなどで縁取りをして高さを出すこと。花壇の水はけや風通しがよくなるので、根腐れしにくく植物が元気に育ちます。

植え込みや草抜きなどしゃがまなければいけない作業も、花壇に高さがあると楽ちんです。

1.4 コツ4. 土の面積を少なくする

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草抜きの手間を省くために、できるだけ土の面積を少なくして雑草が生えないように工夫しましょう。地面をほふくして広がる植物をグランドカバーとして利用すると、雑草が生えるスペースを与えません。

花壇の回りにレンガや砂利を敷いて小径をつくるのもオシャレです。

1.5 コツ5. 鉢植えや寄せ植えを組み合わせる

植物を鉢植えにすると移動や手入れが楽ちんです。開花のピークを迎えている植物を集めて、寄せ植えを作る楽しみも加わります。

地植えの庭に鉢植えをうまく組み合わせることで高低差が出て、視線に広がりをもたらすでしょう。