ランチやディナーは?イタリアの外食事情

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イタリアといえばパスタやピッツァが国民食。とはいえ、パスタもピッツァもランチかディナーのいずれかに食べるというのが常識です。ディナーにパスタを食べるのならば、ランチは簡易的なパニーノなどで済ます人が大半です。

パニーノとは、さまざまな種類の中から選んだパンを2つにカットし、ハムやチーズなどの具を挟んで食べる、いわゆるイタリア的なサンドイッチです。

バールで買うパニーノは、具材によって異なりますが、大抵は5ユーロ前後。この平均値も、高速のサービスエリアや観光のメッカになると上昇します。具材が高級になればパニーノも当然お値段が上がります。

パニーノを食べたい場合には、個人の食材店やスーパーの量り売りコーナーで、パンと必要量の具材を買って安くあげるのも手です。

パスタについては、イタリアの各都市では郷土料理がメニューとなっていることが多いため、平均値を知るのは難しいというのが実情です。近年の物価高で、10ユーロ以下のパスタを見つけるのは難しくなりました。

イタリアのレストランではさらに、水にもお金を払いますし、パスタだけで済ませるという人はまれ。前菜やメイン、デザートやコーヒーで、出費がかさんでくるのです。

きちんとしたレストランならば、1人当たり最低でも30~40ユーロはかかることを念頭に入れておきましょう。

休憩中に食べたいジェラートの値段は?

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観光の休憩中には、ぜひ本場のジェラートを食べたいところです。ジェラートはいくらくらいするのでしょうか。

ジェラートの価格も、店の格や地域によってまちまち。またサイズによって、価格帯が変わってきます。

一番小さなサイズのジェラートを頼むと、2~3種のテイストを選ぶことができて、お値段は2.5~3ユーロくらい。エネルギー補給には手ごろなお値段です。