費用を抑えた施設選びのポイント

施設への入所を考えたとき、心配になるのが「費用」のこと。介護施設や老人ホームの費用は、施設の種類によってさまざまです。そのため、費用を無理なく支払っていける施設を選ぶことが大切です。

実は、高齢者の介護施設・老人ホームは大きく2タイプに分けられ、選ぶタイプによって費用を安く抑えられる可能性があります。

介護施設・老人ホームは大きく2タイプ

出所：筆者作成

介護施設・老人ホームは、大きく「公的施設」と「民間施設」の2つのタイプに分けられます。

主な公的施設と民間施設

公的施設

  • 特別養護老人ホーム
  • 介護老人保健施設
  • 介護医療院
  • ケアハウス

民間施設

  • 介護付き有料老人ホーム
  • 住宅型有料老人ホーム
  • サービス付き高齢者向け住宅
  • グループホーム

公的施設の主な運営主体は、地方公共団体や医療法人、社会福祉法人です。国や自治体からの補助を受けているため、利用費用が安く抑えられています。また、所得が少なく貯蓄もあまりない方は、居住費（家賃）や食費の優遇を受けられる場合があります。

一方、民間企業が運営する民間施設は、公的施設よりも費用が高めに設定されています。設備やサービス内容が充実しているのが特徴です。