サツドラホールディングスの配当

剰余金配当は、1株あたり、期末配当を前期と同額の10.0円としており、年間配当も前期と同額の10.0円を予想する。

配当予想の修正はない。

サツドラホールディングス、東証スタンダード市場に移行予定

同社は、2023年6月21日、取締役会にて、東証スタンダード市場への選択申請することを決議した。

同社は2022年4月の東証の市場区分の見直しに際して、東証プライム市場を選択したが、移行基準日(2021年6月30日)に上場維持基準の、「流通株式時価総額」および「1日平均売買代金」を充たすことができなかった。

そのため、同社は、新市場区分の上場維持基準の適合に向けた計画書を開示し、2024年5月期までに上場維持基準の充足を目指し、各種施策に取り組んできた。

しかしながら、直近基準日時点(2023年5月15日)において、「1日平均売買代金」については基準を充たしたものの、「流通株式時価総額」基準を充たすことができなかった。

東証の上場維持基準は安定的かつ継続的に充足する状態を保つ必要があり、一時的に充足せば良いものではない。

そこで、同社は、経営資源をグループ全体の成長に集中的に投下し、各事業の推進と収益力の強化に最優先で取り組むことが、企業価値向上と当社のステークホルダーにとって最適であると判断し、東証スタンダード市場を選択することを決議した。

なお、東証スタンダード市場にも上場維持基準は存在するが、2023年5月15日時点において、すべての基準に適合している。

同社は、2023年10月20日に、東証スタンダード市場へ移行する予定である。

サツドラホールディングスの株価

2024年5月期第1四半期連結決算の発表前となる、2023年9月20日の終値は803円であった。

年初来高値は、2023年4月25日の903円である。

当第1四半期連結決算発表を受けて、株価の動向に注目したい。

参考資料

石川 貴康