I-neの東証プライム市場への区分変更
好調な業績や今後の業績予想から、2023年9月19日、同社は上場市場を、東証グロースから東証プライムへと変更した。
東証プライムには「流動性」「ガバナンス」「経営成績・財政状態」の観点から上場基準があるが、同社はすべて達成したこととなる。
I-neの配当
同社は上場来、成長投資に最優先として剰余金の配当を実施していない。
2023年8月31日、同社取締役会にて、東証プライム上場記念配当の実施を決議した。
記念配当として、期末に1株あたり13円を行う。
なお、同社は依然として成長過程にあるとして、来期(2024年12月期)以降の配当は実施しない可能性を示唆している。
I-neの株価
東証プライム市場への区分変更を行った初日となる、2023年9月19日の終値は3000円であった。
年初来高値は、2023年2月17日の4060円である。
東証プライム市場2日目となる2023年9月20日の終値は、前日比120円安の2880円となった。
(著者注:2023年9月20日15:00 株価情報を更新)
参考資料
- 株式会社I-ne 東京証券取引所プライム市場への上場市場区分変更に関するお知らせ
- 株式会社I-ne 2023年12月期 第2四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
- 株式会社I-ne 2023年12月期 第2四半期決算説明資料
- 株式会社I-ne 持分法適用関連会社の異動(持分譲渡)に伴う特別利益の計上に関するお知らせ
- 株式会社I-ne 2023年12 月期 第2四半期連結業績予想と実績との差異及び通期連結業績予想の修正に関するお知らせ
- 配当予想の修正(東証プライム上場記念配当)に関するお知らせ
- 株式会社日本取引所グループ プライム市場の上場基準
石川 貴康