FXは外貨の購入・保有・売却を通じて利益を狙う金融商品です。
お小遣い稼ぎや副収入を目的にFXの運用を検討している方も多いでしょう。
ところで、ネット上では時折「FXで稼ぐのは無理」という口コミを見かけることがあります。
はたして本当なのでしょうか？
本記事ではファクトをもとにFXで稼いでいる人の割合や、一人あたりの利益額などを紹介していきます。
おすすめのFXサービスも紹介するので、運用するかどうかで迷っている方はぜひ参考にしてください。
1. この記事を読んでわかること
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FXとは -
FXで稼ぐのは無理なのか
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おすすめのFXサービス
FXとは2. FXとは
FXは日本円でさまざまな外貨の取引ができる金融商品です。
金融庁では以下のように定義されています。
外国為替証拠金取引は、証拠金を差し入れて、日本円と米ドルなど、２つの国の通貨の為替相場を予測して売買を行う金融商品です。外国為替を英語で“Foreign Exchange”と表すことに由来して、外国為替証拠金取引は、通称、「FX」などと言われます。
出所：金融庁「外国為替証拠金取引について」
FXでは2つの通貨をペアとして取引します。
たとえば、円と米ドルのペアであれば以下の取引が可能です。
- （円を売って）米ドルを買う
- （円を買って）米ドルを売る
上記の取引を通じて、FXでは2種類の利益が期待できます。
1つは「為替差益」です。
1ドル=150円など、円と外貨の交換比率（取引価格）のことを為替レートといいます。
為替差益とは、この為替レートの変動により生じる利益のことです。
たとえば、1ドル=100円の時に1米ドルを購入したとしましょう。
その後、1ドル=150円に変動したタイミングで売却すれば、50円の利益が生まれます。
これが為替差益です。
FXで狙える2つ目の利益は「スワップポイント」です。
スワップポイントについて理解するために、まずはFX取引の流れを確認しておきましょう。
2.1 ＜FX取引の流れ＞
- 外貨を購入（あるいは売却）
- ポジション保有における購入（あるいは売却）状態の維持
- 反対売買による決済（1と反対の売買をしてポジションを手仕舞う[1で15ドルを購入したなら15ドルを売却する]）
出所：MeChoice編集部
スワップポイントは（金利の低い通貨を売って）より金利の高い通貨を購入することで得られる利益で、ポジション保有期間中は毎日発生します。
ただし、以下の通り、必ずしも利益とならない点には注意が必要です。
2.2 ＜スワップポイントの発生パターン＞
- 取引する通貨ペアのうち、購入する通貨の金利の方が高い場合→「利益」として発生
- 取引する通貨ペアのうち、売却する通貨の金利の方が高い場合→「損失（支払い分）」として発生
出所：MeChoice編集部
たとえば、トレイダーズ証券の「みんなのFX」では、スワップポイントが以下の通り発生します。
2.3 ＜スワップポイント例＞
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通貨ペア |
スワップポイント（10万通貨取引の場合・1日あたり） |
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円/トルコリラ |
200円 |
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円/メキシコペソ |
251円 |
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円/南アフリカランド |
171円 |
※出所：「みんなのFX」公式サイト（2023年8月3日時点）
なお、FXでは外貨を取引しますが、事前に本物の外貨を用意する必要はありません。
取引の結果生じた利益は円で受け取れますし、発生した損失も円で支払うことになります（いずれもFX口座の残高で処理）。
3. FXで稼ぐのは無理なのか？
ここまでFXの概要を確認してきました。
はたしてFXで稼ぐのは無理なのでしょうか？
結論から言えば、FXトレーダーの約60％が利益を上げていることがデータから明らかになっています。
以下は、金融先物取引業協会の調査報告書から引用したデータです。
FX投資経験者1000人を対象に、前年の利益額（損失額）を調査、集計したものとなっています。
※調査実施期間：2018年2月23日～3月1日
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利益額 |
割合 |
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利益額が100万円以上 |
7.5％ |
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利益額が50万円以上～100万円未満 |
7.1％ |
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利益額が20万円以上～50万円未満 |
10.1％ |
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利益額が～20万円未満 |
35.6％ |
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0円又は損失額が～▲20万円未満 |
28.4％ |
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損失額が-20万円以上～▲50万円未満 |
5.9％ |
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損失額が-50万円以上～▲100万円未満 |
2.2％ |
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損失額が▲100万円以上 |
3.2％ |
※現在取引していない人は、一番最近の過去一年の利益額(損失額）
※出所：一般社団法人金融先物取引業協会「外国為替証拠金取引の取引顧客における金融リテラシーに関する実態調査～調査結果報告書～」
また、FX投資経験者の80.6％が「FXは金融資産を増やすのに有効な手段」と考えていることもわかっています。
金融資産を増やすためにFXは有効な手段だと思うかについては、「有効な手段だと思う」が37.3％、「どちらかといえば有効な手段だと思う」が 43.3％でこれを合わせた『有効だと思う』計は80.6％であった。
出所：一般社団法人金融先物取引業協会「外国為替証拠金取引の取引顧客における金融リテラシーに関する実態調査～調査結果報告書～」
4. 【結論】FXで稼ぐのは無理ではない
beeboys/shutterstock.com
結論から言えば、FXで稼ぐのは無理ではありません。
たとえば、（円を売って）外貨を1万通貨購入したとしましょう。
その後、為替レートが1円の円安になれば1万円の利益が生まれます。
取引する通貨にもよりますが、1日で為替レートが1円変動することはめずらしくありません。
1万通貨の取引に必要な資金・コストは以下の通りです（トレイダーズ証券「みんなのFX」より）。
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通貨 |
10000通貨の値段 |
スプレッド（手数料）※1往復あたり |
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米ドル/円 |
147万円（1ドル=147円） |
20円（0.2銭/1通貨） |
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ユーロ/円 |
157万円（1ユーロ=157円） |
40円（0.4銭/1通貨） |
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英ポンド/円 |
183万円（1ポンド=183円） |
90円（0.9銭/1通貨） |
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スイスフラン/円 |
164万円（1CHF=164円） |
150円（1.5銭/1通貨） |
※為替レートは2023年9月14日時点のものを採用（端数切り捨て）
※スプレッドは2023年9月14日時点のものを採用
スプレッドとはFXの取引にかかるコストのことで、以下のタイミングで発生します。
- 外貨の購入時（売却時）
- 利益確定時（決済時）
1ないし2のみの手数料は片道と呼ばれ、1と2を合わせて往復と呼びます。
たとえば、1通貨あたり0.5銭なら、100通貨の購入時に50銭、ポジションを手仕舞って利益を確定する際に50銭が発生するので、1往復あたりの取引コストは1円となります。
FXで1日1万円稼ぐ際にはコストも加味して収益計算する必要があるでしょう。
4.1 ワンポイント：FX会社によってはスプレッド以外のコストもかかる
「みんなのFX」のように取引にかかるコストはスプレッドのみというサービスがある一方、その他の手数料がかかるFXサービスもあります。
4.2 FXは元手の最大25倍の金額を取引できる
1万通貨の購入（あるいは売却）には150万円ほどの資金が必要ですが、レバレッジを利用した場合はこの限りではありません。
レバレッジとは小さな資金で大きな金額を取引するしくみのことです。
FXではFX口座の残高（証拠金）を担保として最大25倍の取引ができます。
つまり、最低6万円あれば150万円の取引ができるということです。
そのため、自己資金として6万円もあれば、FXで1日1万円稼ぐことは決して不可能ではないのです。
4.3 レバレッジは損失ダメージも大きい点に注意
レバレッジを利用した取引は自己資金のわりに大きなリターンを期待できます。
一方で、その分損失のダメージも大きいことには注意しましょう。
たとえば、証拠金6万円で1万米ドルの取引をすれば、1円の円安ないし円高で1万円の利益が期待できる分、為替レートが想定と逆の動きをした際には同じだけの損失を被ります。
また、為替レートの急な変動によって証拠金以上の損失を抱える場合もあり、超過分は借金となるので注意が必要です。
先の例で言えば、為替レートが損失の方向に10円変動すれば、損失は10万円となるので、証拠金で支払ってもなお4万円分の借金が残ります。
レバレッジを効かせた取引は有効ですが、利用する際には十分な注意が必要です。
5. FXを運用するなら「みんなのFX」がおすすめ
FXをこれから始める方には「みんなのFX」がおすすめです。
「みんなのFX」は「MINKABU（みんかぶ）」の2023年版FX証券年間ランキングで人気1位となったFXサービスであり、業界最狭水準のスプレッドのほか、高スワップも両立していることが特徴となっています。
最低取引単位は初心者にも安心な1000通貨からで、練習用のデモ口座も用意されています。
なお、みんなのFXはトレイダーズ証券が運営しています。同社は東証に上場するトレイダーズホールディングスの子会社なので、安心して取引を始められるでしょう。
参考資料
7. まとめ
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FXで稼ぐのは無理ではない
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2018年の調査ではFX経験者の約6割が利益を出している
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おすすめのFXサービスは「みんなのFX」
MeChoice編集部
