LIMOが2021年9月にお届けしたガーデニング記事から、人気の記事をピックアップして再掲載します。
(初掲載*2021年9月17日)

空前のレモンブームの到来で、にわかに脚光を浴びているレモン。

レモンケーキ、レモンサワー、塩レモン…柑橘系の果実は他にあると言えども、お菓子や料理、お酒にも使えて、歌のタイトルにもなってしまうほどの人気者(果実)です。

本日はガーデニング歴20年のLIMO編集部員が、果樹苗として大人気「レモンの木」について、育て方や気をつける点などをわかりやすくご紹介します。

1. 「レモンの木」の基本情報

  • ミカン科ミカン属
  • 原産地:ヒマラヤ
  • 常緑低木
  • 1本で結実
  • 品種:リスボンレモン、アレンユーレカレモン、マイヤーレモン、サイパンレモンなど
  • 価格:60センチ程度で2000円前後(2021年9月現在)

リスボンレモンの木(苗)、約60センチ。傷んだ葉は自然と落葉し、新しい葉が生えてくる。

2. レモンの木を育てるメリット

お菓子にも料理にも飲み物にも使えるレモン。少量でも味のアクセントになるので、生のレモンがあればとても便利です。

日本で販売されている国産レモンは100~200円/個で手に入ります。一方、外国産レモンは1個あたり100円前後で買うことができます。(2021年9月現在)

割安の外国産レモンを多用したいところですが、外国産レモンは輸入品のため、薬剤処理がされています。安心して食べるためには、薬剤を十分に落とす必要があります。

一方、自分で育てたレモンは無農薬。安心してまるかぶりすることができます。

また、観葉植物としてもオススメです。樹高が高く、濃い緑の葉がよく茂るので、室内でも存在感を発揮します。耐寒性がある品種ならベランダで育てるのがよいでしょう。日当たりのよい、日照時間が確保できる場所に置くと、結実しやすくなります。

3. レモンの木はどこで買えるか

レモンの木は、ホームセンターや苗を扱っている比較的規模の大きい花屋さんで手に入ります。

販売されている苗は、比較的小ぶりなもので、1メートル前後の苗が多いようです。季節によっては実がついた状態で販売されているものもあります。

近年はネットショップでも購入が可能。1.5メートルほどの樹高が高い苗も販売されており、立派なものが多い印象です。品種も充実しています。

ネットショップで購入すると、実物を見ることができないのが難点です。いつも使っているショップであれば、安心して購入することができますが、それ以外であれば、実物を見て購入できるホームセンターなどで買ってもよいでしょう。