5. 育てる際の注意点
レモンは深緑の葉が茂り、観葉植物としても見ばえのする木ですが、幹にはするどいトゲが生えています。小さいトゲではなく、木にもよりますが、1センチ程度のトゲが生えていることもあります。
ベランダを含む、室内で栽培する場合、小さいお子さんがいるご家庭では注意が必要です。とげなしのレモンも販売されているので、気になる方はこちらを選んでもよいでしょう。
また、柑橘系の葉はアゲハチョウなどが好んで食べます。チョウの幼虫は食欲が旺盛なので、観察を怠るとあっという間に葉がなくなります。少しでも異変を感じたら、木全体を丹念に調べてみてください。
6. まとめにかえて
レモンの木は、日当たりのよいところを好みます。ベランダや窓辺において日照時間を確保してあげてください。
筆者はもう何年も前にレモンの木を購入したのですが、購入した年から数年間はマンションの8階で育てていました。
そのときはアゲハチョウに葉を全部食べられたのですが、翌年にはなんとか小さな実をつけ、収穫しました。その後、引っ越しをして1階に住んだのですが、ベランダの前にある大きな桜の木に日照を阻まれ、数年前についに枯れてしまいました。
植物にとって日光は大変重要であることを痛感したものです。ほとんどの植物は十分な日照量を必要としますが、レモンも日照が何よりも必要な植物です。日当たりが確保できるところがあるなら、ぜひレモン栽培にチャレンジしていただきたいと思います。
参考資料
LIMO編集部