LIMOが2021年9月にお届けしたガーデニング記事から、人気の記事をピックアップして再掲載します。
(初掲載*2021年9月24日)
ベランダで家庭菜園をしたり、室内で観葉植物を育てていると、どうしても悩まされるのがコバエなどの害虫問題。
殺虫剤や農薬を使うのも家庭菜園の場合は抵抗もありますよね。なかなか難しい問題です。
そこで今回は、虫を寄せつけない基本のお世話と害虫が嫌うハーブについて紹介します。
1. 虫を寄せつけないためには、毎日のお世話が大切
コバエなどの害虫の発生を防ぐには、植物の基本的なお世話が重要なポイントです。下記のポイントは、基本的なこととして特に気をつけたいことです。
1.1 水受け皿の水はこまめに捨てる
鉢の下に水受け皿を置いている場合、水を貯めないようにしましょう。害虫は湿気や水垢、ヘドロがあるところで繁殖します。水やりをすると、すぐに水受け皿に水が貯まりますので、水を速やかに捨てることを習慣にできたらいいですね。
大きい植物や重い鉢で移動が難しい場合は、乾いたスポンジや雑巾で受け皿の水をしっかり吸い取り、水気を残さないよう注意します。
1.2 水やりの回数を減らす
水やりは、土全体が完全に乾いてからするようにしましょう。適切な水やりにもつながります。水やりの回数が多いと土が常に湿った状態なるので、害虫の繁殖に適した状態になってしまいます。
土表面が白っぽくなり、指で触れても土がつかない状態が水やりの適切なタイミングです。
1.3 肥料は化成肥料を使う
有機肥料には害虫を寄せつけてしまう成分が入っています。肥料を与える時は化成肥料にするだけでも害虫対策になります。
1.4 こまめに収穫して風通しをよくする
鉢が増えたり、植物自体が成長すること自体は嬉しいことですね。見た目も豪華になります。
しかし、葉が増えたり、鉢が増えて混み合ったりすると通気性が悪くなり、害虫が繁殖しやすい環境になってしまいます。
前述したポイントにもあるように、適度に乾燥させることも必要になりますので、こまめに収穫したりして通気性を確保しましょう。