FXは外貨の購入・保有・売却を通じて利益を狙う金融商品です。

お小遣い稼ぎや副収入を目的にFXの運用を検討している方も多いでしょう。

そこで本記事では、FXで1日1000円稼ぐ方法を解説します。

おすすめのFXサービスも紹介するので、運用に興味のある方はぜひ参考にしてください。

1. この記事を読んでわかること

  •  FXとは
  •  FXで1日1000円稼ぐ方法
  •  おすすめのFXサービス

2. FXとは

Iurii Motov/shutterstock.com

FXは日本円でさまざまな外貨の取引ができる金融商品です。

金融庁では以下のように定義されています。

外国為替証拠金取引は、証拠金を差し入れて、日本円と米ドルなど、2つの国の通貨の為替相場を予測して売買を行う金融商品です。外国為替を英語で“Foreign Exchange”と表すことに由来して、外国為替証拠金取引は、通称、「FX」などと言われます。

出所:金融庁「外国為替証拠金取引について」

FXでは2つの通貨をペアとして取引します。

たとえば、円と米ドルのペアであれば以下の取引が可能です。

  1. (円を売って)米ドルを買う
  2. (円を買って)米ドルを売る

FXでは2種類の利益が期待できます。

1つは「為替差益」です。

1ドル=150円など、円と外貨の交換比率(取引価格)のことを為替レートといいます。
為替差益とは、この為替レートの変動により生じる利益のことです。

たとえば、1ドル=100円の時に1米ドルを購入したとしましょう。

その後、1ドル=150円に変動したタイミングで売却すれば、50円の利益が生まれます。
これが為替差益です。

FXで狙える2つ目の利益は「スワップポイント」です。
スワップポイントについて理解するために、まずはFX取引の流れを確認しておきましょう。

2.1 <FX取引の流れ>

  1. 外貨を購入(あるいは売却)
  2. ポジション保有※1における購入(あるいは売却)状態の維持
  3. 反対売買による決済(1と反対の売買をしてポジションを手仕舞う[1で15ドルを購入したなら15ドルを売却する])

出所:MeChoice編集部

スワップポイントは(金利の低い通貨を売って)より金利の高い通貨を購入することで得られる利益で、ポジション保有期間中は毎日発生します。

ただし、以下の通り、必ずしも利益とならない点には注意が必要です。

2.2 <スワップポイントの発生パターン>

  1. 取引する通貨ペアのうち、購入する通貨の金利の方が高い場合→「利益」として発生
  2. 取引する通貨ペアのうち、売却する通貨の金利の方が高い場合→「損失(支払い分)」として発生

出所:MeChoice編集部

たとえば、トレイダーズ証券の「みんなのFX」では、スワップポイントが以下の通り発生します。

2.3 <スワップポイント例>

通貨ペア スワップポイント(10万通貨取引の場合・1日あたり)
円/トルコリラ 200円
円/メキシコペソ
251円
円/南アフリカランド 171円

※出所:「みんなのFX」公式サイトhttps://min-fx.jp/(2023年8月3日時点)

なお、FXでは外貨を取引しますが、事前に本物の外貨を用意する必要はありません。

取引の結果生じた利益は円で受け取れますし、発生した損失も円で支払うことになります(いずれもFX口座の残高で処理)。

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3. FXで1日1000円稼ぐ方法

metamorworks/shutterstock.com

FXで1日1000円稼ぐ方法は大きく2通りあります。

1つは為替差益で狙う方法です。

たとえば、外貨を1000通貨購入し(たとえば1000米ドルなど)、その日のうちに為替レートが1円の円安になれば1000円の為替差益が発生します。

通貨にもよりますが、為替レートが1日のうちに1円変動することは珍しくありません。

※FXでは外貨の売却から入ることもできるので、円高の場面でも同じように利益が狙えます。

もう1つはスワップポイントで狙う方法です。

たとえば、トレイダーズ証券の「みんなのFX」なら、(円を売却して)トルコリラを10万通貨購入すれば、1日200円のスワップポイントを受け取れます(2023年8月3日時点)。

つまり、50万通貨の保有で毎日1000円の稼ぎが得られる計算です。

4. FXで1日1000円稼ぐにはいくら必要か?

では、FXで1日1000円稼ぐにはいったいどれほどの資金が必要となるのでしょうか?

トレイダーズ証券の「みんなのFX」をもとに、1000通貨の購入に必要な資金を確認してみましょう。

通貨 1000通貨の値段 スプレッド(手数料)※1往復あたり
米ドル/円 14万7000円(1ドル=147円) 4円(0.2銭/1通貨)
ユーロ/円 15万8000円(1ユーロ=158円) 8円(0.4銭/1通貨)
英ポンド/円 18万4000円(1ポンド=184円) 18円(0.9銭/1通貨)
スイスフラン/円 16万5000円(1CHF=165円) 30円(1.5銭/1通貨)

※為替レートは2023年9月12日時点のものを採用(端数切り上げ)
※スプレッドは2023年9月12日時点のものを採用
※出所:「みんなのFX」公式サイト

スプレッドとはFXの取引にかかる手数料のことです。

1通貨あたりの取引にかかるコストとして、以下のタイミングで発生します。

  1. 外貨の購入時(あるいは売却時)
  2. 利益確定時(反対売買による決済時)

1ないし2のみの手数料は片道と呼ばれ、1.2を合わせて往復と呼びます。

たとえば、1通貨あたり0.5銭なら、100通貨の購入時に50銭、ポジションを手仕舞って利益を確定する時(反対売買による決済時)に50銭が発生するので、1往復あたりの取引コストは1円となります。

FXで1日1000円稼ぐ際にはコストも加味して収益計算する必要があるでしょう。

4.1 【ワンポイント】FX会社によってはスプレッド以外の手数料もかかる

「みんなのFX」のように取引にかかるコストはスプレッドのみというサービスがある一方、その他の手数料がかかるFXサービスもあります。

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5. FXは元手の最大25倍の金額を取引できる

AiSomeya/shutterstock.com

1000通貨の購入(あるいは売却)には15万円ほどの資金が必要ですが、レバレッジを利用した場合はこの限りではありません。

レバレッジとは小さな資金で大きな金額を取引するしくみのことです。

FXではFX口座の残高(証拠金)を担保として最大25倍の取引ができます。

つまり、最低6000円あれば15万円分の取引ができるということです。

レバレッジを利用すれば、1万円に満たない自己資金でも1日1000円稼ぐことができます。

5.1 レバレッジは損失ダメージも大きい点に注意

レバレッジを利用した取引は自己資金のわりに大きなリターンを期待できます。

一方で、その分損失のダメージも大きいことには注意しましょう。

たとえば、証拠金6000円で1000通貨の取引をすれば、1円の円安ないし円高で1000円の利益が期待できる分、為替レートが想定と逆の動きをした際には同じだけの損失を被ります。

また、為替レートの急な変動によって証拠金以上の損失を抱えた場合はその分が借金となる点にも注意が必要です。

今回の例でいえば、為替レートが想定とは逆の方向に10円変動した場合、損失は1万円となります。

つまり、証拠金の6000円を上回る損失なので、4000円が借金として残ることになるのです。

レバレッジを効かせた取引は有効ですが、利用する際には十分な注意が必要です。

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6. FXなら「みんなのFX」がおすすめ

FXをこれから始める方には「みんなのFX」がおすすめです。

「みんなのFX」は「MINKABU(みんかぶ)」の2023年版FX証券年間ランキングで人気1位となったFXサービスであり、業界最狭水準のスプレッドのほか、高スワップも両立していることが特徴となっています。

最低取引単位は初心者にも安心な1000通貨からで、練習用のデモ口座も用意されています。

なお、みんなのFXはトレイダーズ証券が運営しています。同社は東証に上場するトレイダーズホールディングスの子会社なので、安心して取引を始められるでしょう。

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参考資料

8. まとめ

  •  FXで1日1000円稼ぐには15万円ほどの資金が必要
  •  自己資金の最大25倍の取引ができるレバレッジを使えば、数千円の自己資金でも1日1000円稼ぐことができる
  •  レバレッジは借金を抱えるリスクもあるので、使うのであれば十分な注意が必要
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MeChoice編集部