こども家庭庁は、2023年9月5日、「こども関連業務従事者の性犯罪歴等確認の仕組みに関する有識者会議(以下「当該会議」という)(第5回)」を開催した。
当該会議(第5回)にて、子どもと接する職業に就く人に性犯罪歴がないことを確認する制度である「日本版DBS」の創設に向けた報告書案が作成された。
報告書案の内容について、当該会議創設の背景および日本版「DBS」の意味を踏まえて、客観的に記載する。
1. こども家庭庁の「こども関連業務従事者の性犯罪歴等確認の仕組みに関する有識者会議」とは
当該会議は、2021年12月21日の閣議(主宰:内閣総理大臣)にて、「こども政策の新たな推進体制に関する基本方針について」が決定されたことにより創設された。
議論内容は、教育・保育施設等やこどもが活動する場等において働く際に性犯罪歴等についての証明を求める仕組み、日本版「DBS」の導入に向けた検討を行う。