2024年の1月から新NISAがスタートします。新NISAまで4ヶ月をきり、資産運用を検討し始める方もいるでしょう。

NISAとは、投資した有価証券の売買益や配当・利子収入に本来かかる所得税や復興特別所得税20.315%(2023年8月時点)が非課税になる制度です。

2024年から下記の通り年間の積立金額の上限の拡充や、保有期間の無期限化などの制度変更がおこなわれます。

【図表1】2024年から始まるNISAのルール1/3

引用:金融庁「新しいNISA」をもとにLIMO編集部作成

この新たなつみたてNISAで積立投資を行えば、40歳代からでも老後に向けて資産形成が可能になるでしょう。

今回はつみたてNISAの効果を確認するために、預貯金との変化の差をシミュレーションしていきます。

今回は積立投資の年率を5%と仮定して、資産総額をシミュレーションします。

なお、預貯金については0.002%と仮定して計算しています。

※編集部注:外部配信先では図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際はLIMO内でご確認ください。

40歳代から65歳まで月4万円で「積立投資vs預貯金」でいくらの差が出るのか?

40歳代について、2歳刻みで月4万円を年率5%でつみたてNISAで投資した場合と、預貯金で積み立てた場合の65歳時点での資産総額を集計すると次のようになります。今回は金融庁「資産運用シミュレーション」で試算をおこないます。

【図表2】40歳代から65歳まで月4万円で「積立投資vs預貯金」試算結果※1万円以下切り捨て2/3

出所:金融庁「資産運用シミュレーション」をもとに筆者作成

40歳から積立投資を始めた場合、つみたてNISAと預貯金では65歳時点で1100万円以上の金額差となります。48歳からでも450万円以上の差です。

投資にリスクがある一方で、近年は預貯金金利が極めて低い環境が続いていることもあり、投資をしているかどうかで将来の資産額に大きな差が出ることがわかります。

また、【図表2】をみてわかる通り、年齢が若いうちに積立を始めるほど、両者の差は大きくなるでしょう。

40歳代が65歳までに老後2000万円の資産を築くための必要額の差は?

先程の図表をみると、月4万円では年率5%で計算しても44歳以上になると65歳で2000万円の資産を築くことはできませんでした。

続いては積立投資と預貯金で、65歳までに2000万円の資産を築くための必要額をシミュレーションしました。

【図表3】40歳代が65歳までに老後2000万円の資産を築くための必要額 試算結果※1万円以下切り捨て3/3

出所:金融庁「資産運用シミュレーション」をもとに筆者作成

このように運用をおこなうことで、少ない積立金額で65歳で2000万円を達成することも可能でしょう。

【図表3】によれば、48歳でも月6万3000円の積立で2000万円に到達します。

早めにつみたてNISAを始めて楽に老後資産を形成しよう

40歳代から投資を始めると、預貯金と比べて65歳時点の資産規模を拡大させられるため、無理なく老後に向けた資産を形成できます。

また同じ40歳代でも、早めに資産運用を始めるほど、余裕を持って2000万円の資産を形成可能です。近年の低金利環境では、預貯金だけではなかなか資産規模を拡大できません。

40歳代の方は、今からでも遅くないのでぜひつみたてNISAにチャレンジしてみましょう。

参考資料