「おひとりさま」と聞いても、年齢が若かったり、パートナーがいたりなど、環境によってはあまりピンと来ない方もいるでしょう。

ただ、「人生100年時代」といわれる現代において、一生のうちで家族形態は変化するものです。

特に女性の場合、厚生労働省によれば寿命の平均は87.71歳ですが、より実態に近い中央値は90.55歳とのこと。また、最頻値は93歳です。

一般的に寿命が長い女性の場合、「おひとりさま」は他人事ではないというかたも実は多いでしょう。

特にひとりの老後を想定した場合、育児や介護などで働き方を変えるケースが多い女性は、老後の収入が心もとない場合もあります。

今回はひとりの老後資金についてシミュレーションしていきましょう。

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【女性】ひとりの老後資金をシミュレーション。月の生活費は平均約15万円

まずは老後に毎月どのくらい生活費がかかるのか、総務省統計局「家計調査報告 家計収支編 2022年(令和4年)平均結果の概要」より見ていきます。

【図表2】によると、65歳以上の単身無職世帯の月の支出は「15万5495円」です。

内訳を見てみましょう。