株式会社そごう・西武(以下「同社」という)は、2023年9月4日、親会社変更に伴う経営体制の刷新を発表した。
同社は、親会社が2023年9月1日に変更となっている。
そごう・西武の売却
同社は以下の経緯により、株式会社セブン&アイ・ホールディングス(東証プライム、3382)の完全子会社であった。
- 2005年12月:株式会社セブン&アイ・ホールディングスが同社(当時は株式会社ミレニアムリテイリング)株の取得および経営統合する意向を発表
- 2006年6月:株式交換により同社(当時は株式会社ミレニアムリテイリング)を完全子会社化
しかしながら、株式会社セブン&アイ・ホールディングスは2021年より、同社の売却を含めた検討を重ね、2022年11月に、フォートレス・インベストメント・グループLLCの関連事業体である特別目的会社(以下「フォートレス」という)への売却を基本合意した。
同社の労働組合など各ステークホルダーとの関係から、株式会社セブン&アイ・ホールディングスの同社売却は延期を重ねるも、2023年8月31日、フォートレスへの売却が完了した。
そごう・西武の経営体制変更
2023年9月1日付で、代表取締役を含む取締役3人、監査役1名がフォートレス陣営から選任された。
田口広人社長(2023年8月31日時点)は代表権のない取締役となり、執行役員社長として続投する。
株式会社セブン&アイ・ホールディングスとの兼務者である井上了徳氏は、取締役として残留となった。
以上より、取締役会を構成する取締役5人中過半数の3人がフォートレス陣営となる。
株主総会だけでなく取締役会の意思決定権も得たことで、2023年9月1日より本格的にフォートレスが同社の舵取りをしていくことになった。
フォートレスは、今後、フォートレスのパートナーである家電量販大手の株式会社ホールディングス(非上場)と連携し、同社(主に百貨店店舗事業)の再建を進めていく。
参考資料
- 株式会社そごう・西武 当社の経営体制変更および役員人事について
- 株式会社そごう・西武 当社そごう・西武の株主変更のお知らせ
- 株式会社セブン&アイ・ホールディングス 株式取得および「事業提携ならびに今後の経営統合」に関するお知らせ
- 株式会社セブン&アイ・ホールディングス 株式会社ミレニアムリテイリングの完全子会社化に関するお知らせ
- 株式会社セブン&アイ・ホールディングス 当社子会社の株式譲渡及びそれに伴う子会社異動のお知らせ
- 株式会社セブン&アイ・ホールディングス 当社子会社の株式譲渡及びそれに伴う子会社異動に関するお知らせ
石川 貴康