自分が周りと比べて貯蓄が多いのか、少ないのか気になる人もいるのではないでしょうか。

9月がはじまり、今年も約4カ月で終わりです。

年末になって「今年も貯蓄できなかった」と嘆くより、今からでも家計を見直し、貯蓄を増やしていきたいですね。

本記事では、おひとりさま世帯と二人以上世帯にわけて年代別に貯蓄額の平均値と中央値を紹介します。

貯蓄ゼロ世帯の割合も解説するので、自分の世帯の貯蓄額を周りと比較する際の参考にしてみてください。

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【おひとりさま】20~70歳代の貯蓄額はいくらか

まずは、おひとりさまの貯蓄額を年代別に確認しましょう。

金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査](令和4年)」によると、おひとりさまの年代別にみた貯蓄額は以下のとおりです。

年代別の平均貯蓄額(ひとり世帯)

年齢 平均値 中央値

  • 20歳代 176万円 20万円
  • 30歳代 494万円 75万円
  • 40歳代 657万円 53万円
  • 50歳代 1048万円 53万円
  • 60歳代 1388万円 300万円
  • 70歳代 1433万円 485万円

全体 871万円 100万円

年齢が上がるにつれて、貯蓄額は増えています。20歳代の平均貯蓄額は176万円ですが、70歳代の平均貯蓄額は1433万円と約8倍です。

また、平均値と中央値の差はかなり大きくなっています。

全体でみると、平均値871万円に対して中央値は100万円です。一部のお金持ちが、平均値を大きく引き上げていることがわかります。

もっとも中央値が高い70歳代でも中央値は485万円のため、多くの世帯では充分な老後資金があるとは言えない状況です。