単身世帯と2人以上世帯の借入目的と注意点
単身世帯と2人以上世帯の中央値を比べると、どの年代においても、2人以上世帯の借入金が単身世帯よりも多くなっています。
2人以上世帯の全世代において「住宅取得または改築資金」が47.8%(複数回答)がトップです。
30~40歳代の平均と中央値がよく似た数値になっていることから、多くの人が住宅購入を考える時期といえます。
将来の修繕費がかかることを見越し、最初は抑えたローン計画を立てるようにしましょう。
一方、単身世帯は、全ての年代において「日常での生活資金」が44.8%(複数回答)がトップです。
貯蓄は支出管理の徹底から
世帯ごとに貯蓄の特徴を見ていきました。
特に単身世帯は、20~50歳代まで、貯蓄額の中央値よりも借入金の中央値の方が多く、使い過ぎの傾向が顕著です。
今を楽しむことも大事かもしれませんが、老後にムダな借入金が残らないよう、支出管理を徹底することから始めましょう。
参考資料
舟本 美子