【東京メトロ副都心線】もっとも混雑する区間は「要町→池袋」

続いて、東京メトロ副都心線に絞った最混雑区間&混雑率のデータをみていきましょう。同調査によると、東京メトロ副都心線のもっとも混雑する区間は池袋方面行きでは「要町→池袋」。時間帯は「7:45~8:45」。輸送力が2万4552人に対して、3万2409人が乗車しており、混雑率は132%でした。これは東京圏の平均混雑率を上回っています。

【東京メトロ副都心線】1日の駅別乗降客数は全駅で前年を上回る

東京地下鉄株式会社のホームページに掲載されている情報をもとに副都心線の駅別乗降客数の変化をみると、2022年度の駅別乗降客数は全駅で2021年度を上回りました。もっとも乗降客数が多い渋谷は66万9517人で前年比15.0%増となっています。

なおもっとも増加率が高かったのは明治神宮前<原宿>で前年比19.3%でした(全駅の乗降人数は【表2】を参照、一部は他鉄道との直通連絡駅および共用している駅の乗降人員の数字も含みます)。

2023年度のデータはまだ発表されていませんが、コロナを取り巻く状況の変化や旅行者の増加を考えると、乗降客数はさらに増えていることが予想されます。今後、コロナ前の水準に戻っていくのか、そこまでは戻らないのか、今後の動向に注目したいところです。

参考資料

大蔵 大輔