【大阪メトロ御堂筋線】もっとも混雑する区間は「梅田→淀屋橋」「なんば→心斎橋」

続いて、大阪メトロ御堂筋線に絞った最混雑区間&混雑率のデータをみていきましょう。同調査によると、大阪メトロ御堂筋線のもっとも混雑する区間は、なかもず方面行きでは「梅田→淀屋橋」。時間帯は「8:00~9:00」。輸送力が3万6990人に対して、4万5410人が乗車しており、混雑率は123%でした。これは大阪圏の平均混雑率を大きく上回っています。

一方、江坂方面行きでは「なんば→心斎橋」がもっとも混雑し、特に混むのは「7:50~8:50」の時間帯。輸送力が3万5620人に対して、3万7284人が乗車しており、混雑率は105%でした。これは大阪圏の平均混雑率を下回っています。

【大阪メトロ御堂筋線】駅別乗降客数は「北花田」「なかもず」以外は増加

大阪市高速電気軌道株式会社のホームページに掲載されている情報をもとに御堂筋線の駅別乗降客数の変化をみると、2022年度の駅別乗降客数は「北花田」「なかもず」以外の駅は2021年度を上回りました。

もっとも乗降客数が多い梅田は37万6997人で前年比8.5%増となっています。なおもっとも増加率が高かったのは動物園前で前年比25.9%でした(相互直通線及びその接続駅については、地下鉄利用者のみ計上)。

2023年度のデータはまだ発表されていませんが、コロナを取り巻く状況の変化や旅行者の増加を考えると、乗降客数はさらに増えていることが予想されます。今後、コロナ前の水準に戻っていくのか、そこまでは戻らないのか、今後の動向に注目したいところです。

参考資料

大蔵 大輔