2024年1月よりNISA(ニーサ)を無期限で利用できるようになります。

金融庁が7月31日に更新した「つみたてNISA対象商品届出一覧(対象資産別)」によると、NISAの「つみたてNISA」の対象商品は246本。

バリエーション豊富なファンドの中から、「リスク・リターン」、「手数料」など自身のご意向にマッチしたもので資産運用を行うことができます。

金融広報中央委員会の「家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査](令和4年)」によると、40歳代・50歳代のおひとりさま世帯が金融資産を保有する目的の1位が「老後生活の資金」でした。

「老後」への意識が高まる40歳代~50歳代。今回は、40歳・50歳のおひとりさまが長い老後生活に向けて「65歳までに2000万円貯める」ためには、毎月の積立額はいくらになるのかを「想定利回り3%・5%・7%」でシミュレーションしていきます。

※編集部注:外部配信先では図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際はLIMO内でご確認ください。

新しいNISAのポイントを確認

現行のNISAは、口座開設期間や非課税保有期間に期限があり、一括投資の「一般NISA」と積立投資の「つみたてNISA」の併用ができず、やや使いづらさがありました。

そんなデメリットを解消して、2024年1月からNISAがリニューアルされます。

新しいNISAの主なポイントは以下の通りです。

【図表1】

出所:金融庁「新しいNISA」をもとにLIMO編集部作成

【新しいNISAのポイント】

  • 非課税保有期間の無期限化
  • 口座開設期間の恒久化
  • 「つみたて投資枠」と「成長投資枠」の併用可能
  • 年間投資枠の拡大(つみたて投資枠:年間120万円、成長投資枠:年間240万円、合計最大年間360万円)
  • 非課税保有限度額は、全体で1800万円(成長投資枠:1200万円※枠の再利用可能)

【図表1】のとおり、「成長投資枠」で資産の成長を期待しながら、「つみたて投資枠」で新たに資産を作り上げていく、二刀流の資産運用が可能となります。