〈コツその4〉雑草を生えにくくする

雨が何日も降らないような乾燥した環境でも、不思議と雑草だけは元気。それだけ性質が強健だという証しで、暑さでしばらく庭に出ないうちに、あっという間に庭中に茂ってしまいます。

雑草を生えにくくするためには、株のすき間に腐葉土やマルチバークなどを敷いて、地面が露出している面積をできるだけ減らすのが得策。

ほふく性がありグラウンドカバーになるような植物を多く植栽して、地面をおおうようにするのも効果的です。

〈コツその5〉花を咲かせず葉の美しさを楽しむ

Artem Stepanov/shutterstock.com

花が咲いている間は庭が華やかになりますが、枯れたあとの花ガラ摘みが必要になります。花ガラを摘んで回る手間を省くために、ツボミの間に摘み取ってしまうのもひとつの方法。

暑い時期に咲いたとしてもあまりキレイな花を期待できないことが多いので、いさぎよく花をあきらめてパワーを温存させ、葉の美しさを楽しむのもよいでしょう。

緑だけでなく赤や黄色の葉など、色とりどりのカラーリーフを利用するのもオススメです。

丈夫で手間いらずの夏の花オススメ品種4選

〈オススメ 1〉ポーチュラカ

RATTAR/shutterstock.com

鮮やかな原色が美しいポーチュラカ。多肉質の葉や茎にタップリと水分を蓄えているので、水切れで枯れる心配もありません。

ほふくして広がりグラウンドカバーにもなるので、雑草予防にも最適です。※参考価格:100~300円前後(3号ポット苗)

〈オススメ 2〉エキナセア

titi-kako/shutterstock.com

 

エキナセアは夏から秋にかけて花を咲かせる多年草。暑さや乾燥に強く、ほとんど手をかけなくても大丈夫です。花の寿命が長いので、花ガラ摘みの手間もかかりません。

赤やピンク、白の大きな花が、夏の庭を明るく彩ってくれます。※参考価格:300~600円前後(3号ポット苗)