今年の夏は猛暑日が続き、全国各地で35℃以上の暑さを記録していますが、皆さん体調は崩されたりしていませんか?
熱中症にならないためには、寝る前のコップ1杯の水など水分補給が大事らしいです。特に、喉が渇いてから水分補給しても手遅れになることもあるそうで、習慣化した水分補給を心がける必要があるそうです。
あとは、エアコンをつけて部屋を涼しくしておくことも必要ですが、気になるのが「電気代」ですよね。
今年は、猛暑続きのためエアコンつけっぱなしという家庭も多く、「電気代がいくらくるかこわい」と今からビクビクしている人も多いのでは。
特に、少ない年金生活で暮らしているいまのシニア世代にとって高すぎる電気代は死活問題。
今回はいまのシニアの年金事情を見ていきながら、年々増えていく電気代を含めた生活コストに年金だけで対応していけるのか、老後の生活について考えていきたいと思います。
1. 日本の公的年金は「2階建て構造」
日本の公的年金制度は、1階「国民年金」と2階「厚生年金」の2階建て構造です。
1.1「国民年金」(1階部分)
- 加入対象:原則、日本に住む20歳から60歳未満の方
- 保険料:一律(年度ごとに見直し)
- 年金額:満額79万5000円(※)✕調整率(未納期間がある場合は差し引かれます)
※2023年度の年額
1.2「厚生年金」(2階部分)
- 加入対象:主に会社員、公務員など
- 保険料:報酬比例制(毎月の報酬により決定)
- 年金額:加入期間や納付保険料によって決まります(国民年金に上乗せで支給)
国民年金は保険料が一律のため、40年間全ての保険料を納めれば満額受給できます。しかし、未納分があればその分受給額は下がります。
一方、厚生年金は、納めた保険料と加入期間によって老後の受給額が決定します。
国民年金と厚生年金は、老齢年金・遺族年金・障害年金といった国民の生活をサポートする公的制度です。
ただし、上記のような違いがあるので把握しておきましょう。