燃費の良いSUV3選「ヤリスクロス」「CX-3」「デリカミニ」
今回選ぶ3台のSUVは、ハイブリッド、ディーゼル、軽自動車からの選出となります。
異なるパワーユニットはそれぞれ独自の低燃費技術が盛り込まれており、いずれもお財布に優しいSUVといえるでしょう。
トヨタ「ヤリスクロス ハイブリッド」文句なしの低燃費(WLTCモード燃費率30.8km/L)
トヨタ ヤリスクロスは、2020年2月に発売されたヤリスをベースとしたコンパクトSUVで、同年8月にデビューしました。
ヤリスクロスはフェンダーとアンダー部分を樹脂製のクラッディングで覆い、Z以上のグレードでは18インチの大径ホイール&タイヤでSUVらしさも感じられます。
ヤリス クロスにはガソリン1.5L車とハイブリッド車が設定されています。
ハイブリッドシステムには1.5リッター直3エンジンにTHS-Ⅱハイブリッドシステムを組み合わせ、クラス世界トップレベルの低燃費となるWLTCモード30.8km/L(ハイブリッドX 2WD)を達成しています。
ガソリン1.5L車も小型軽量化された直列3気筒ダイナミックフォースエンジンによって、WLTCモード20.2km/L(X 2WD)を達成しており、ガソリンSUVとしてトップクラスの低燃費となっています。
また、ハイブリッド車ならではの装備としては、全グレードでラゲージスペースにコンセント(AC100V・1500W)が付けられます(メーカーオプション)。
野外などで電源が必要なときは給電が可能です。
マツダ「CX-3」ディーゼルならではの低燃費と経済性(WLTCモード燃費率23.2km/L)
CX-3はマツダの新世代車種の第5弾となるコンパクトクロスオーバーSUVであり、エンジンにはディーゼルエンジンとガソリンエンジンの2種類が用意されています。
現在設定されているディーゼルエンジンは1.8LのSKYACTIV-D 1.8が搭載されており、WLTCモード23.2km/L(XDツーリング2WD 6MT)を達成しています。
SKYACTIV-D 1.8はマツダの独自技術に加え、「燃焼」に徹底的にこだわり、「燃費」「排出ガス」「静粛性」「走行性能」というすべての性能を向上させています。
また、余裕をもったトルクフルな走りながらも実用燃費と環境性能の向上を追求したクリーンディーゼルエンジンは、燃料費の安い軽油を使用しているのでランニングコストも非常に優れています。
さらにCX-3の特徴として6MTの設定があることで、最高燃費はこのXD ツーリング2WDの6MTの燃費となっています。