70歳代・二人以上世帯「貯蓄2000万円超」の世帯はどのくらいいるのか
4年ほど前に世間を賑わせた「老後2000万円問題」。2000万円も不要な世帯、2000万円では不足する世帯、さまざまですが、ここでは貯蓄2000万円をひとつの目安として見ていきます。
ではさっそく、70歳代・二人以上世帯で貯蓄現在高2000万円を超える世帯はどのくらいいるのでしょうか。
金融広報中央委員会「各種分類データ(令和4年)ー家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査]」のデータより確認していきます。
■70歳代・二人以上世帯「貯蓄現在高」中央値は800万円。平均はいくら?
金融広報中央委員会「各種分類データ(令和4年)ー家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査]」によると、70歳代以上の貯蓄の平均額は1905万円・中央値は800万円です。
平均と中央値が大きく乖離していますね。平均額は極端に大きい(小さい)数値に引っ張られてしまいますので、数値を大きい(小さい)順に並べた時にちょうど真ん中に位置する「中央値」を参考値として見ておきましょう。
中央値は800万円ですが、貯蓄額については世帯ごとに事情が異なりますので金額ごとの世帯割合より細かく見ていきましょう。
【図表2】
- 平均:1905万円
- 中央値:800万円
【70歳代・二人以上世帯】貯蓄現在残高ごとの世帯割合
- 非保有:18.7%
- 100万円未満:5.9%
- 100~200万円未満:4.1%
- 200~300万円未満:2.8%
- 300~400万円未満:4.0%
- 400~500万円未満:2.2%
- 500~700万円未満:7.5%
- 700~1000万円未満:6.5%
- 1000~1500万円未満:10.3%
- 1500~2000万円未満:7.1%
- 2000~3000万円未満:10.0%
- 3000万円以上:18.3%
- 無回答 :2.7%
貯蓄額2000万円超の70歳代・二人以上世帯は28.3%でした。約3世帯に1世帯が2000万円超の資産を保有しながら老後生活を送っていることになります。
一方、貯蓄ゼロの世帯も多いようです。100万円未満の世帯と合わせると、約25%の世帯がいざというときに取り崩す資産がない状態であるようですね。
では、そもそも老後の家計収支はどのようになっているのでしょうか。総務省統計局の資料より平均的なシニアの年金暮らしを覗いていきます。