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(初公開日:2020年8月14日)

退職後の生活、特に老後にまつわるお金のニュースを最近よく耳にしませんか。定年の延長、年金の受給年齢幅の拡大、老後2000万円問題などなど。私達の関心を集める話題だけに、皆さんも興味津々かと思います。

退職金も私達の関心事のひとつですね。本日は、老後の生活資金でもある退職金について、その運用法についてお伝えします。

1. 平均の退職金額はいくら

退職金をもらえるとすれば、一体いくら受け取れるのでしょうか。下記は厚生労働省が発表した「平成30年就労条件総合調査 結果の概況 退職給付・一時金年金の支払い実態」の資料です。それぞれの退職金は下記のとおりです。

1.1 定年退職者の退職給付額(学歴別)

  • 大学、大学院卒(管理、事務、技術職)・・・1,983万円
  • 高校卒(管理、事務、技術職)・・・1,618万円
  • 高校卒(現業職)・・・1,159万円

大学、大学院卒の定年退職者は退職金額が2,000万円近くありますから、昨年話題になった「老後2,000万円問題」は、定年後に住宅ローンが大きく残っていなければ、なんとか解決できそうですね。

しかし、高校卒の場合、自助努力が必要になるかもしれません。

もっとも、2,000万円だけで足りるかという議論もあるでしょう。

実は、将来の住居費用や介護費用は2000万円問題の計算に入っていないため、2,000万円だけでは老後の生活を支えることはできません。

近年は退職金制度がない会社も多く、一括受け取りも可能な「確定拠出年金」などを活用して、運用しながら老後の資金を蓄える方もいます。

退職金は大切な老後の生活資金です。自分がいつまで生きるか計算できないからこそ、少しでも増やしていく努力が必要なのかもしれません。